「キーボードの一部のキーが勝手に連射状態になる」とのお問い合わせを頂きまして、これが意外にも多いご相談内容です。
この中でもキーボードが勝手に連射されてしまう主な原因は以下の通り。
- キーの反応速度が設定されている値を超えている
- キーボード自体に不具合がある
- ウイルスやマルウェアに感染している
- 特定のキーが物理的に詰まっている
これらの中でも、最も一般的な原因は、キーの反応速度が設定されている値を超えている場合です。これは、キーが長押しされた場合に、PCがキーが押され続けられていると誤認識することによって起こりますが、他にも様々な原因はありますので、これらを順番にご説明させて頂きます。
キーの反応速度が設定されている場合
キーボードでキーの反応速度が設定されている値を超えている場合は、以下のような対処方法がありますので参考にして下さい。
- リピートレートの変更:キーボードの設定から、キーのリピートレートの値を調整することができます。リピートレートは、キーを長押しした際に、最初に文字を入力した後、自動的に文字を繰り返し入力する速度を調整するものと覚えておきましょう。
- ドライバの更新:キーボードのドライバが古くなっている場合、反応速度が低下することがあります。キーボードメーカーのウェブサイトから最新のドライバをダウンロードし、インストールすることで、問題を解決できる場合がありますのでお試し下さい。
- 清掃:キーボードに付着したゴミやホコリ、汚れなどが、反応速度を低下させることがあります。キーボードを清掃することで、問題を解決できる場合があります。
- 交換:キーボード自体に問題がある場合、キーボードを交換することが必要になる場合があります。交換する前に、他のコンピューターで同じキーボードを使用して正常に動作するかどうかを確認することが重要です。
長々と書いておりますが、水濡れが原因の場合は交換が濃厚となります
キーボード自体に不具合がある場合
キーボード自体に不具合がある場合は、以下のような原因が考えられます。
- 加工不良や製造上の欠陥によるもの
- 長期間の使用による摩耗や劣化
- 液体のこぼれや異物が入り込んだことによる損傷
- 強い衝撃や落下による損傷
- 過去の修理作業による影響
これらの原因の中でも、加工不良や製造上の欠陥によるものは比較的稀であり、長期間の使用や落下などのような外的要因によるものが一般的です。また、液体がこぼれた場合や異物が入り込んだ場合は、キーボードの内部に損傷を与える可能性がありますので交換が必要となります。
ウイルスに感染している場合
キーボードが勝手に押される場合、ウイルスやマルウェアに感染している可能性があります。以下は、感染している可能性がある場合の具体的な症状ですので覚えておきましょう。
- キーボードが勝手に動作する
- パフォーマンスが低下する
- ウイルス対策ソフトが無効化される
- ブラウザが勝手に開く
- ファイルが消えたり変更されたりする
上記のような症状がある場合は、ウイルスやマルウェアに感染している可能性があるため、ウイルス対策ソフトを使ってシステムをスキャンすることをオススメします
特定のキーが物理的に詰まっている場合
キーボードが特定のキーが物理的に詰まっている場合は、以下の手順で解決できます。
- キーボードから電源を切る
- 詰まっているキーの周りの領域を清掃(普通のキーボードクリーナー、キーボードブロワーや綿棒が有効)
- キーボードを軽く振って、物理的に詰まっているものを排出
- キーボードを再度接続して、詰まっていたキーが正常に動作するか確認
上記の方法でも解決しない場合、キーボード自体に問題がある可能性があるので、修理または交換が必要になります。
如何でしょうか?いずれかの問題であれば良いと思いますが、最終的には交換を行うことが最適ではありますが、ノートパソコンの場合では純正のキーボードの交換は高額な修理費用となりますので、内部の配線を取り外して市販のキーボードを購入される事も見栄えは悪くなりますが賢い方法のひとつですので選択肢に入れておくことをオススメします。