樽前山神社例大祭が始まる頃は
苫小牧で初めて夏を感じるイベントとして、今年は7月の14日から樽前山神社例大祭が始まります。このお祭りは苫小牧の方にとってはかなり大事なイベントでして、昔からあるお祭りを感じさせられるとても貴重な三日間となります。この時期は修理屋としては閑古鳥が鳴く時期なので、せっかくなので一緒に楽しんで、ご連絡が落ち着けばお店を早めに切り上げてお祭りに行く事もあります。
時間がある時は準備を繰り返し行っています
開業して既に7年目となりますが、まぁご依頼が増える事は少ないです。逆にこの時期ではネット加入の勧誘やSEO対策業者からの連絡も多くなり他業種としても短い閑散期なのでしょうかね。ですので「0120」から始まる電話番号から着信があると「もうこの季節が来たんだな」と。
ではこの時期は当店としては何をしているかと言いますと、ほとんどが準備です。皆様にとっては「準備」とは品物を仕入れたりなどをイメージされるかもしれませんが、この準備はそれだけではなく「修理の練習」も準備に入ります。
何百回、何千回と行う機器の修理は必ず反省点が残ります。それを例えるならネジの締め方一つ、パソコンの設定一つ、これを人の手で行うか、器具を使うかを何度でも確認する作業を繰り返し行います。これは過去の失敗を限りなくゼロに近づける為の準備ですので、かなり貴重な時間でもありますので、店舗に籠もり黙々とバラしては戻す作業を行っています。
特にiPhoneの修理は自分よがりになりがちになりますので、海外の修理屋の動画を参考に何度も見返しながら、それらをゆっくりと丁寧に修理を行います。これらを何回も繰り替えすと基礎が自己流になりますので、お客様と会話を行いながら修理を行うことも出来るようになるのです。あ、気持ち悪いですよね、こんなお話。
脱線した話になりますが
これは、東京にある蒲田という所でとある喫茶店がありまして(今はもう無いかもしれません)、そこにいたマスターのコーヒーの淹れ方が丁寧なのにとても手際がよく、いつもニコニコしながら会話をしていたのですよ。おしぼりを置く仕草もゆっくりと丁寧なのにコップを洗う時はササッと行う、観ていると一定のリズムがあるのですよね。
この仕草を観てから、私は修理にもこれらを取り入れられるはずだと思い今日に至りますが、まだまだですね。そのマスターは何十年とその喫茶店を経営している中で限られたスペースで動ける範囲のスペースでバタバタとせず、ゆっくりと素早く行う動作を身体で覚えたのでしょうか。
いつかそうなりたいですね、少しでも近づける様に努力は続けたいと思います。