いやぁ、最近本当に増えましたね、PayPay決済。
当店では、現金決済をされるお客様が多いですが、月によっては約半数がクレジットカードまたはPayPay決済を利用されるようになっています。一昔前は「auPayや楽天Payは対応していますか？」とご質問を頂くことがありましたが、最近ではそのような問い合わせはほとんどありません。PayPay決済がそれほどまでに主流になったのだと感じます。
しかし、まだPayPayを取り扱っていない店舗もありますよね。例えば、ラーメン屋さんやプラモデル販売店など。理由はおそらく「手数料がかかること」と「経理が面倒だから」だと思います。
確かに、手数料は負担になります。クレジットカード決済より手数料は低いものの、取引が少ない個人経営の店舗では1.98％の手数料が徴収されるのは痛いところです。経理に関しては、パソコン操作に不慣れであれば面倒に感じるかもしれませんが、実際には専用ページからCSVファイルをダウンロードすれば済むので、現金決済よりも手間がかからないこともあります。
電子マネー決済を導入している側として、消費者の立場で店舗を見ると、「このお店、何か問題があるのかな？」と、電子マネー決済を導入していない店舗がもったいなく感じることがあります。
今や、電子マネー決済が常識になっているのは明らかですし、導入することで売上が上がるだけでなく、未入金による持ち逃げを防ぐ意味もあります。もちろん、飲食店で持ち逃げは考えにくいですが、当店では「後日入金します」と言われ、その後連絡が取れなくなった事例があります（被害届は提出済みです）。
「現金が手元にない」という状況はよくあることですが、その時に他の決済方法があれば、あるいは現在のような電子決済を導入していれば、と後悔しました。この事件後、電子マネー決済やメールによるクレジットカード決済に対応するようになってからは、未入金の問題は一切発生しておらず、導入した価値を実感しています。
時代はどんどん便利になっています。「新しい技術についていけない」という方もいますが、日本では、電子マネー決済が生活必需の情報として扱われていない安全な地域だからかもしれません。偽造通貨が蔓延している地域では、高齢者もスマートフォンを使いこなさなければならないと聞きます。
電子マネー決済の導入は、単に便利さを提供するだけでなく、未入金やトラブルを防ぐための重要な対策でもあります。時代に合わせて変化していくことは大変ですが、それが店舗やお客様双方にとってプラスになることを感じています。これからも新しい技術に柔軟に対応し、お客様に安心してご利用いただける環境を整えていきたいと思います。
