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タウンページ卒業記念。宣伝費の使い方を再考する

最近、ふと思ったことがあるんです。これまで当たり前のように支払っていた「広告宣伝費」って、果たして今の時代に合っているのか?って。

きっかけは、毎月13,000円払っていたタウンページの契約が、いよいよ今年で終了すること。
年換算すると約16万円。これって、正直けっこうな額です。もちろん一昔前なら「それくらい払って当然」と思っていました。だって、当時は「ネットより紙媒体の信頼感!」って風潮でしたから。

でもね、もう時代は変わったんですよ。しかも、だいぶ前に。

自分のサイトに投資するほうがしっくりくる

思い返せば、うちのホームページも気づけば開設から14年目。当初は右も左も分からず、文字すら打つのがやっとだった私が、今やWordPressで予約ページもブログもこなしています。

ここ2〜3年で本腰を入れて、サーバーも刷新、画像圧縮のサブスクも契約。予約プラグインも導入して、今では月に4,000〜5,000円くらいのコストで運用しています。……って、タウンページの1/3以下じゃないか!

この金額で、デザインも機能も自由自在。なにより、自分の好きなタイミングで、料金の変更やブログの投稿ができる。これが本当に便利なんですよ。

「iタウンページ」も経験したけれど…

そういえば、昔「iタウンページ」っていうWeb版サービスも勧められたことがありました。
こちらは月額17,000円。た、高い……(プランの内容は忘れました)。

確かにサービスとしてはきちんとしていたんです。でも、内容的にはどうしても納得できず、「これは違うな」と判断して契約を終了。今思えば、あれは“時代にしがみついていた証拠”だったのかもしれません。

SNSは万能じゃない。けれど、無視もできない

最近はInstagramで修理動画をアップして、それをLINE公式やGoogleビジネスに掲載するようにもなりました。これが意外と反応がよくて、「見たよ!」ってお客様から言われることも増えました。

でもね、SNSって信頼性に乏しいところがあるんです。DM(ダイレクトメッセージ)で来た相談は、ほぼ冷やかしレベル。商談につながることなんて、過去に1件あるかないか。特に、修理業という“信頼”がすべての業種にとっては、この“軽さ”が致命的なんですよね。

やっぱり最後は「ホームページが看板」

そんな中、先日ちょっと驚くようなお問い合わせがありました。なんと滋賀県から。しかも、修理費が数千万円規模というちょっと異次元な話。

詳細は伏せますが、保険会社との調整が必要だったため、最終的にはお断りしました。でも、こんな遠くから、わざわざ当店のホームページを見てお問い合わせをくださったことに、正直ちょっと感動してしまいました。

これこそ、ホームページの力なんだな、と実感。

ホームページは「誰でも作れる」時代

ちなみに私は、もともとホームページの制作経験なんてゼロでした。今でもHTMLはよく分かってません(笑)

でも、WordPressという無料のCMS(コンテンツ管理システム)を使えば、誰でもそれっぽいサイトが作れます。しかも、ブログだけじゃなく、商品紹介やランディングページにも応用できる。有料サーバーや独自ドメインを導入すれば、読み込みも早く、検索にも強くなる。だからこそ、「お金をかけるなら、まずは自分のサイトに」っていうのが、私の持論です。

結局、「宣伝費」は自分を信じるためのもの

改めて思います。なぜ今回こんな記事を書いたのかというと、「広告費って何のために使ってるの?」という根本の疑問に立ち返りたかったんです。

たとえば月に1万円、自社のサイトに投資してみましょう。それで新規の1件が取れれば、もう元は取れてます。「元を取る」とか「回収する」とか、ビジネスの言葉ってちょっと冷たいですけど、信じて投資した結果が目に見えて返ってくるのって、実はすごくうれしいことなんです。

まとめ:ホームページは育てるもの

最後に、これからお店やサービスを始める方へ。SNSも大事です。でも、いちばん長く、信頼され、あなたの“顔”になるのは、間違いなくホームページです。

たとえ素人でも、続けていれば必ず結果が出ます。だからこそ、サーバー代やプラグイン代なんてケチらないで。自分の看板に、ちゃんと手間もお金もかけてあげましょう。

ホームページに愛情を注ぐことは、自分の仕事に誇りを持つということなんだと思います。