iPhoneの修理を行う度に、年々お客様からのご意見が変わった来た気がします。それが「iPhoneからAndroidにしようかな?」という内容。
iPhoneに依存する必要が無くなった?
以前ではiPhoneに依存しなければならない時期があったものの、現代では違います。それはAndroid搭載のスマートフォンの劇的な進歩が韓国製に加えて中国製の企業がもの飛躍的なスピードで新製品を発表している事にあります。
代表的な中国企業ではXiaomi、OPPO、vivoと、スマートフォンのシェアを韓国のサムスンに迫る勢いとなっており、昨年ではサムスンが20%のシェアで2億7200万台に対し、Xiaomiは1億9100万台、OPPOが1億3350万台、vivoが1億2830万台との事。一方でiPhoneは2億3570万台との事でで、昨年販売したスマートフォンで世界一販売出来たのがはサムスンになりますね(cnet調べ)。
つまり全体で見ればiPhoneは昨年20%近いシェアを得ているにも関わらず、80%がAndroidスマートフォンの売上となるのは計算をしなくても分かる程のAndroidの勢いは止まりません。
ここで補足をさせて頂くと、アップルの強さは販売台数だけで売上を計れるものではなく、アップルのクラウドサービスやアプリ課金での売上が全て一社に流れ込んでいる事にあります。
利益だけを見れば、販売台数だけでも利益を上げる中国企業や韓国企業とアップルの違いは、収入源が根本的に多岐に渡る事にあり、それを越える利益がOSとなるAndroidを制作したGoogleにも巨額の収入になっている事。
こんな貴重な財源をGoogleが投資しない訳がない事から、AndroidOSは日に日に飛躍的に使いやすくなっている事に繋がっている事になるのですが、確かに最近のAndroidは非常に使いやすいと感じています。
それが、iOSだろうがAndroidだろうが、モバイルOSとしてはこのどちらかを選ぶだけでプライベートでもお仕事でも難なく行う事が出来るのが現代。
ですがそこで今になって「iPhoneからAndroidにしようかな?」と言う声が多いのが、主要サービスに「検索」や「地図」に関してはGoogleが一強となっている事。
iPhoneを使っていてもGoogleで検索をし、地図をGoogleMapで行っている人がほとんどでしょう。それがAndroidでは当然の事ながら圧倒的に有利となるという事になるのでしょう。
因みにこの「有利」というのは、Googleが提供するアプリケーションではAndroidから最新の機能を使う事が出来るのはご存じでしたでしょうか?その後、安定したサービスをiPhone用のアプリケーションに提供させる流れとなるのですが、過去には地図をオフライン(ダウンロード)で利用が出来ていたのはAndroidだけでした。
そして最近では中国企業のOPPOが非常にバランスの良いAndroidスマートフォンを提供し続けている事から16日の新製品発表に各メディアが注目しています。
このモデルがAndroid市場の起爆剤となるか、今からちょっとだけ楽しみです。