iPhone7とiPhone8を比較すると知る事実
2017年9月13日のアップルの基調講演にてiPhone8の発表から違和感を感じるのは私だけではないはず。それもそのはず、今回のiPhone8はiPhoneXの踏み台の様に公開された機種の様な構成だと言っても過言ではない程のマイナーチェンジ。それでも「ワイヤレス充電」や「筐体の形が変わった」という喜ばしい変化はあるものの、肝心な所が変わっていない気がする。
iPhone7とiPhone8の相違箇所を洗い出す
ここで気になるスペックを比較して見てみたいと思う。スペックだけで判断する人も多いはずなので簡単に一覧表に相違箇所だけを抽出してみた。
相違点 | iPhone8 | iPhone7 |
チップ | A11 | A10 |
彩度調整 | True Toneディスプレイ | ✗(未対応) |
4Kビデオ撮影 | 24fps 30fpsまたは60fps | 30fps |
FDD-LTE | バンド1、2、3、4、5、7、8、11、12、13、17、18、19、20、21、25、26、28、29、30、66 | バンド1、2、3、4、5、7、8、11、12、13、17、18、19、20、21、25、26、27、28、29、30 |
TD-LTE | バンド34、38、39、40、41、42 | バンド38、39、40、41 |
Bluetooth | 5.0 | 4.2 |
位置情報 | Assisted GPS、GLONASS、Galileo、QZSS | Assisted GPS、GLONASS、QZSS |
ワイヤレス充電 | Qi充電器に対応 | ✗(未対応) |
結果として突出して変更があったのはCPUと通信規格とワイヤレス充電機能程度でしょうか。他には何も変わりはありません。また液晶パネルについてはTrueToneディスプレイを採用していることで形状は同じでも液晶ディスプレイは変更している様子だと推測されます。つまり変えているモノは使いまわさずに変えていると言う事になります。
iPhone7sと呼ばれても仕方がない
現在iPhone7をお持ちの方にとってスペックだけで判断してしまえば全く魅力のない結果となりましたが、これでも機種変更を行うというメリットはCPUの速度が上がる事しか見込みはありません。A10からA11に変わってそれはもう、サックサックな動作になるはずですが、ゲームをされていない方にとってはiPhone7で十分かもしれません。これはもうiPhone7sと影で呼ばれても仕方ありませんね。何か弁解したい所ですが、耐水性も同じですし、カメラのスペックも写真だけであれば変わりはなし。
とはいえ、iPhone7以前の機種をお持ちの方はiPhone8に機種変更を行う価値は十分にありますので、予想より安く購入が行える事になったiPhone8を改めて検討してみては如何でしょうか。
基調講演でのiPhone8の機能や価格については「こちら」をご覧下さい。