久し振りに、激しく動揺したご依頼がありまして「ネットが繋がらないんだよ」と高齢者のお客様からのご相談がありお伺いしたのですが、表題で半分ネタバレとなっておりますがネットが繋がらないのでは無く、パソコンの動作が遅すぎたのです。
起動に10分、Webブラウザの起動に3分、YouTubeなんてもちろん見られたモノではありませんでした。
因みにこのパソコンは3年前に家〇量販店で10万円前後で購入され、設定費用は5万円前後を要し、前月にWindows11にアップグレードを4万円程で依頼したそうで、結果としてパソコンにムチだけを打った形となり、ご主人が困り果てた末に電話帳で当店を探してご相談、という流れだそうです。
このご依頼を受けて思う事は、そのまま設定をする家〇量販店ってある意味凄いですよね。この激遅構成で何をすれば良いのでしょうか。起動するまで風呂場で行水でもさせるつもりなのか、これはあまりにも使う側の立場を考えなさ過ぎですよね。
このような記事を書くと、自店舗のサービスを正義のように振りかざすパフォーマンス記事だと思われるかもしれませんが、いやぁ〜違うんですって。
使う側の立場を考えて欲しいんですよ。
Windows11のパソコンが起動に10分ですよ？これなら速攻でウイルスに感染してても良いのでWindowsXPの中古のパソコンをネットに繋いで昇天したほうがまだ心地が良いレベルです。
もちろん、このお客様には「ネット回線は正常なのですが、このパソコン遅すぎじゃないですか？ちょっとこの子(パソコン)をなんとかしてあげたいですね」とお伝えして、から数日後に改めてご依頼を頂き、現在当店でHDDからOSまでフルで入れ替えをさせて頂いておりますが、あくまでも改善は必須ではありません。
パソコン修理業であるからにはお客様宅にお伺いさせて頂く事が多い事から、ご本人様だけではなくそのご家族やお住まいの背景を知り、これらを元にご希望に沿ってご提案をする事が出来ることから、費用だけの問題ではなく正直にお伝えする事も重要であると学ばせて頂いております。
遅いパソコンを使う事で、パソコン自体を嫌いになってしまう人もおりますが、そんなの悲しいじゃないですか。スマホ主体の世の中で、パソコンを使いたいと思っている方には本音でお伝えさせて頂く事も重要、というお話ではありますが・・・これをお読みになられている方は起動に10分も我慢出来ますか？
というお話でした。
