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パソコン修理屋が何故パソコン修理屋を始めたのか思い出してみる

修理 mac

先日お客様のパソコンの設定をしながら会話をしていたとき「ピシコさんはこのような(パソコンの修理)技術をどうやって身につけたのでしょうか?」とのご質問があったのですが、ほぼ独学なんですとお答えしました。

サラリーマン時代に教わった知識はない

開業する前からパソコンに詳しかったのは、家電量販店のパソコンサポート業務を行っていた事と、その前の職業では大手プリンターメーカーの本社でフリーランス契約で従事しておりましたが上司がいない状況での業務が多く、得た知識は書籍がほとんど。

なにせ入社当時は新人教育がなく社内にある本を読んで感想を書くだけという、今を思えばとんでもない会社である反面、人見知りだった私にとっては非常にありがたい研修であった事で知識は隣にいる先輩よりも本が全て、と学ばせて頂きました。

それから間もなくインターネットでの情報検索が主流となり、いわゆる「ググる」事で現在までコツコツと培った経験が今に活きているだけ、ですが機器は買えるだけ買って試しておりますので投資額は新車の外車1台分程の無能ぶり。

誰も知らない知識を得るには無駄な投資も必要という事実、悲しくもパソコン修理屋あるある。

つまりは下積み時代というものは私にはなく、上司も同僚から教わった事よりもネットや書籍で得た知識と、無駄とも言えるまでに購入した機器のおかげで現在がある、という事になります。

余談、これから社会人になる方へ

もしこれから社会人になられる方に、私なりにお伝えしたいことは自身の強みがなければ居場所を保てないよ、ということをお伝えしたいです。手順は教われてもそれは知識ではなく、経験が知識になる事で自身が成長する事から全ては自分次第、勤めた会社で自身を活かすも廃れるのも自分次第となります。

因みに、上記での「自身での強みがなければ居場所を保てない」というのは、日本人の風潮で会社にしがみついている上司は自身の仕事が奪われる事を恐れて大事な事を教えてくれない、という現場が間違い無く存在します。という実体験を元にお伝えしております。

因みにとある中国の修理店で、修理部品が無い事で隣の店舗にある部品を勝手に拝借して修理を行っているんだとか。これには衝撃的でしたね、日本では考えられない事なのですが中国では生き延びるために支え合うのではなく共存している文化がそこにあると感じますね。

これからの時代はもしかすると日本でも中国のような企業(店舗)がどんどん増える可能性がありそうで、生き残る為にはなりふり構っていられない時代が日本にもにじり寄って来ている感覚がありますよね。

サラリーマン不適合者からの起業

話は戻り、そんな「永遠と勤められる会社なんて存在しないのではないか」と日々考えていた私にとっては、今後も活かせる知識と経験を率先して身につけておりましたが、結果として5年以内に会社を辞める行動を繰り返していた私はサラリーマン不適合者。

社会に揉まれて2年間ニートになった時期もありましたし、一人暮らしであるにも関わらず、その時期は貯金を切り崩して毎日決まった時間の朝食、決まった時間にハローワークで求人を調べ、決まった時間に就寝。

そんなある日にXBOXを改造してエミュレータが作れるホームページを拝見し、ジャンクのXBOXを購入して動作した事が今後の修理の活路に繋がります。なにせ、壊れたXBOXが生まれ変わって別の形で動作しているなんてとても楽しい修理だったのでしょう。

その後、紆余曲折あって家電量販店業務に従事する事になるのですが、業務内容は面白かったのですが家業に戻らなけらばならない事情により一旦戻るも、自身の好きな事業とは偏りが生じていると感じた事で、我慢出来ず起業してしまいました。

面白い人生だと思っておりますがきっかけはどうあれ、起業できたのは正解だったのかな?と思います。それから12年、今も元気に修理を行っている当店の店主は・・・現在何故かプラモデルにハマり中。

そんな余談はまた後日に記載したいと思います。

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