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UNEXPECTED_STORE_EXCEPTION(0x154)の原因と対処法|SSD・メモリ・ドライバを切り分ける

UNEXPECTED_STORE_EXCEPTION 0x154の原因と切り分け方
UNEXPECTED_STORE_EXCEPTION(0x154) 名前詐欺エラーの正体と切り分け
パソコンが青い画面になって、白い文字で「UNEXPECTED_STORE_EXCEPTION」。STORE=ストア=ストレージ、つまりSSDが逝ったか……とAmazonでSSDをカートに入れかけた方。いったん、そのタブは閉じてください。
このエラー、名前にストレージ感が満載なんですが、「STORE」はSSDのことじゃありません。犯人は、たいてい別のところにいます。私はこれを「名前詐欺エラー」と呼んでいます。
今日はこの名前詐欺の正体と、RAM・ディスク・そして見落とされがちな「第3の容疑者」の切り分け方を書いていきます。よろしくお願いします。
先に結論
0x154 の「STORE」はSSDではなく、メモリ圧縮を担う内部部品のこと。原因はRAM・ディスク・常駐ソフト(ドライバ)の3方向に散り、名前だけで「SSD故障」と決めつけると遠回りになります。
再発するなら早めの切り分けが安全です。特に原因がディスク側だった場合、電源の入れ直しを繰り返すほどデータが危うくなります。
「STORE」はSSDのことじゃない
まず、大元のMicrosoft公式が何と言っているかを見ます。ここを確認せずに日本語のまとめ記事だけ読むと、たいてい「SSDのエラーです」で片付けられていて、そこが最初の落とし穴です。
一次情報
Microsoft公式のバグチェック解説によると、0x154 は「カーネルメモリの store コンポーネントが予期しない例外を検出した」ことを示す停止コードです。パラメータ1の説明も「store コンテキストまたはデータマネージャへのポインタ」。つまり指し示しているのはストレージ機器ではなく、メモリ側の内部部品です。公式ページ自体は「SSDのファームウェアが原因」といった踏み込んだ断定はしておらず、イベントビューアー・メモリ診断・ドライバ確認・SFCという切り分け手段を挙げているだけ、という点も押さえておきたいところです。
じゃあ、その「store」って何なんだ、という話です。ここを知ると、名前詐欺のからくりが一気に見えてきます。
ちょっと深掘り:storeの正体は「メモリ圧縮」
Windows 10には、メモリが足りなくなる前に、使っていないメモリの中身を「圧縮」して空きを作る機能があります。これを管理しているのが Store Manager。クラッシュの瞬間に裏で動いているのは「MemCompression」というプロセスで、タスクマネージャーには出てこないので存在に気づきにくい。要するに 「STORE」はSSDの倉庫ではなく、メモリを圧縮してしまっておく“圧縮ロッカー”のことなんです。ストア違いもいいところ、という顔をしていますが、これが正体です。
店長 店長より
「ストア」って書いてあったら、普通ストレージだと思いますよね。私も昔、この名前に何度だまされかけたことか。犯人の名前を一切名乗ってくれないエラー、地味に厄介なんです。
じゃあ、なぜSSDも疑うのか — メモリとディスクの二人羽織
ここまで読むと「storeがメモリの話なら、SSDは無罪じゃないか」と思うはずです。ところが、そう単純にはいきません。ここが名前詐欺の二段構えです。
メモリ圧縮でしまい込んだデータは、必要になったらディスク(ページファイル)から読み戻します。メモリとディスクが背中合わせで一つの仕事をしている、いわば「二人羽織」みたいな構造。だから読み戻しの最中にディスク側のI/Oがコケると、そのコケが「storeの例外」として表に出てくる。名前はメモリなのに、実際の引き金はディスク、ということが普通に起きます。
解析事例
公開されているクラッシュダンプの解析例では、MemCompression が圧縮ページをディスクから読み戻そうとして in-page I/Oエラー(0xC0000006)で失敗し、その処理が Intelのストレージドライバ「iaStorAC.sys」経由のディスク要求で止まっている様子が記録されています。名前はメモリでも、実際の詰まりはディスク側だった、という具体例です。二人羽織の“後ろの人”がこけると、前の人(store)が転んだように見える——まさにそれが起きています。
犯人は3人 — RAM・ディスク・そして「第3の容疑者」
というわけで、0x154 の容疑者は大きく3人います。深いところまで踏み込んだ海外の解析でも、この3方向がほぼ定番として挙がっています。
1人目・RAM(メモリ)。物理的な不良や接触不良。メモリ圧縮そのものの土台なので、ここが傷んでいると当然コケます。Windowsメモリ診断で炙り出します。
2人目・ディスク(SSD/HDD)。不良セクタ、寿命、ファームウェアの不具合。二人羽織の後ろ役なので、ここのI/O失敗が store の例外として出ます。健康度チェックで見ます。
3人目・ストレージまわりの常駐ソフトとドライバ。アンチウイルス、バックアップソフト、古いハードウェア監視ユーティリティ。実例として、CPU-Zの古い版のドライバやASUS系ツールが引き金になったケースが報告されています。ここが一番の盲点です。
ここ、見落とされがちです
「RAMも替えた、SSDも診断した、それでも再発する」——この状態でハマるのが3人目の常駐ソフトです。特にアンチウイルスやバックアップソフトはディスクの読み書きに割り込むので、相性が悪いと store の処理を巻き添えにします。古い監視ツールのドライバ一個が原因、というのも珍しくありません。ハードを買い替える前に、最近入れた常駐ソフトを一度思い出してみてください。
なぜ、このエラーは「最短で誤診」させてくるのか
少し引いて考えると、このエラーの厄介さは「名前と原因がズレている」構造そのものにあります。人は、画面に出た単語から原因を推測する生き物です。STOREと出れば、まずストレージを疑う。ところが実際の store はメモリ圧縮の部品で、しかもメモリとディスクの境界線上でこける。
つまりこのエラーは、ユーザーを最短ルートで“間違った容疑者”=SSDへ誘導してくる。エラーメッセージのUXとしては、なかなかの名前詐欺です。
——と、ここからメモリ管理の内部構造やページファイルの仕組みまで潜れてしまうんですが、潜ると水面まで帰ってこられなくなるので、この辺で浮上します。要するに一点、「表示された名前を信じすぎるな」。それだけ覚えて帰ってもらえれば十分です。
自分でできる切り分け手順
来店の前に、安全な範囲で当たりをつけることはできます。上から順に、容疑者を1人ずつ確認していく流れです。
1
イベントビューアーで発生時刻を確認する
Win+R →「eventvwr.msc」→ システムログで、青い画面が出た時刻の前後にある重大エラーを探します。原因になったデバイスやドライバのヒントが残っていることがあります。
2
Windowsメモリ診断でRAMを見る(容疑者1)
Win+R →「mdsched.exe」→ 再起動して自動でテスト。より厳しく調べたい場合は、無料の MemTest86 を使うと精度が上がります。
3
ディスクの健康度を見る(容疑者2)
CrystalDiskInfo で「注意」「異常」が出ていないかを確認。あわせて「chkdsk /f /r」で不良セクタをスキャンします(このコマンドは時間がかかるので、時間に余裕がある時に)。
4
常駐ソフトを疑う(容疑者3・盲点)
最近入れたアンチウイルス・バックアップ・監視ツールを、一時的に無効化またはアンインストールして様子を見ます。コントロールパネルの電源設定で「高速スタートアップ」をオフにするのも、この系統の定番の一手です。
店長 店長より
ひとつだけ、強めに言わせてください。原因がSSDの初期不良や寿命だった場合、「とりあえず再起動」を繰り返すのは危険です。読めるうちにデータを退避するのが最優先。青い画面が続くなら、電源の入り切りより先に、大事なデータの避難を考えてください。
それでも繰り返す・自分では判断できない時は
手順を回しても原因が絞れない、あるいは「メモリもディスクも常駐ソフトも、全部怪しく見えてきた」となったら、それは切り分けの限界サインです。ピシコでは実機でメモリ・ストレージ・ドライバを順番に潰していって、名前に釣られずに真犯人を特定します。SSDが原因のケースでも、先にデータの退避を優先して進めます。
よくある質問
Q
放っておけば自然に直りますか?
A
一時的なソフトやドライバの不整合であれば、Windows Updateやドライバ更新で収まることもあります。ただ再発する場合は、RAM・ディスク・常駐ソフトのどれかが尾を引いています。特にディスク由来だと進行するので、放置はおすすめしません。
Q
パソコンの中のデータは大丈夫でしょうか?
A
このエラー自体で即座にデータが消えるわけではありません。ただ原因がSSDの場合は、使い続けるほどアクセスできなくなる恐れがあります。心配な場合は、電源の入れ直しを繰り返す前に、バックアップまたは診断を受けることをおすすめします。
Q
メモリ診断やSFCは自分で試しても大丈夫ですか?
A
mdsched.exe(メモリ診断)・sfc /scannow・CrystalDiskInfo は、安全に試せる確認方法です。試すこと自体は問題ありません。結果の読み方や、部品交換が必要かどうかの判断だけ、迷ったら持ち込んでいただければこちらで見ます。
というわけで UNEXPECTED_STORE_EXCEPTION、名前は「STORE」でもSSDとは限りません。メモリ・ディスク・常駐ソフトの二人羽織、いや三人四脚。名前詐欺に釣られてSSDだけ買い替えて撃沈、というのが一番もったいないパターンです。
伝えたいことは書きました。青い画面に名前で脅されても、まず容疑者は3人いる、と思い出してください。それでも埒が明かない時は、ピシコが真犯人を吐かせます。
まずはご相談から
苫小牧のパソコン修理・サポート ピシコ。ブルースクリーンの切り分けから、データを守る復旧まで対応します。青い画面をそのまま撮って送ってもらえれば、当たりをつけやすくなります。
営業時間:月〜土 9:30〜19:00(LINEメッセージは24時間受付、返信は営業時間内)
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ピシコ
苫小牧でパソコン修理店「ピシコ」を16年経営。 毎日テックブログを更新しながら、 企業のAI導入・業務自動化を伴走支援しています。 自分の会社で実装した「自動化」: ✅ 予約システムの完全自動化 ✅ 見積書の自動生成 ✅ 請求書の自動発行 あなたの会社でも、同じ仕組みが作れます。 📞 初回30分無料オンライン相談実施中