昨年イベントで基板アクセを作って惨敗を期したのですが、覚えていらっしゃる方はもういないかな?と思います。もし覚えている方がいれば、ありがとうございます、多分それは当店のブログを熱心にお読みになられている方だけかもしれません。
今回はその内容の続きなのですが、その売れ残ったアクセを店頭に貼り付けていたのですが、全て売れました。完売です!うぉぉぉぉ!!
と、ソードアート・オンラインのキリトみたいな雄叫びをする程までに嬉しかったですね。なにせこの魅力を知って頂ける方の手元に渡ったのですから、この上ない喜びです。
そう「この魅力」と言えば、少し余談を書かせてください。
このパソコン修理業というお仕事を始めて、様々な人と出会ってきたわけですよ。毎週特定の時間に電話を下さり長時間お話をされる方、私の事を信頼して会社上司に説得して修理や見積を熱心にお願いしてくれる方、お客様でもないのに当店のブログをほぼ毎日お読みになり、後に独立を考えていると伝えてくれた方。
私は陰キャで友達も少ないですが、出会う方やお客様には恵まれ今日も楽しくこの店舗を運営しております。例えば、それは上記の方や、先日ご来店されたお客様はご家族全てが修理のご依頼を頂けている事など、好きなお仕事は続けていると同じ波長の方が偶然にも当店をお選びになられているかと思うくらいに。
世の中には技術云々ではなく、色々な修理店があります。
例えば先日某テレビ番組で何でも直す修理屋さんが特集されたのです。その方は何でも直せる人だそうで機器全般において均等な知識をお持ちの様子でしたが、それらが必ずしも正しいルートでない修理でありり、それが顕著に浮き彫りになった内容でした。
具体的には「ご依頼者が20年前に購入したデスクトップパソコンの画面が映らない」という相談の内容らしいのですが、その修理屋さんは液晶内部のバックライトを交換する方向で考えておりましたが、そのバックライトの管が短いので交換出来ない。そうなればハードディスクからデータを取り出そうと試みたようですが、何故かディスククローン(複製)を行っておりました。
もし私が同様のご依頼を頂いた場合はハードディスクのクローンをする事もなく、直接ハードディスクからデータを抜き出します。
では何故このような事をその修理屋さんが行ったのか?と推測をするならば2つあります。一つはデータ復旧に慣れていない、もう一つはさきほどお伝えした尺稼ぎです。
データが抜けるかは5分で解析可能、それを番組として成立させようとしたのがテレビ局の意向なのか、それとも修理屋さんの独自の創意なのか。また番組で「20年前のパソコン」と出ておりましたが実際には16年前のパソコンであったなどSNSでも話題になっていたのですが、古いパソコンを如何に独自の方法で修理をするか、という構成で番組を成立させたかったのかは分かりませんが、修理屋をテレビ番組の餌にされた気分でした。
「この魅力」とはテレビを通じて知って頂く必要はなく、実際にお客様がご依頼をされてし対面で知っていただく事が大事だと思っています。と、長々書きましたがこれからも対面での出会いの縁は大事にしてゆきたいというお話でした。
また作ろうかな、基板アクセ。