とある日、店舗の入り口が騒がしい。
「アッハッハ!」
え!いきなりお外でBBQのパーティーが始まったような賑やかさ。
その瞬間、店舗のドアが開き突然のご来店。
「パソコンガコワレタ!直リマスカ?」
ぞろぞろと5人組の若者、それも中国の方っぽい。
「中国語ノパソコン、大丈夫?」
中国言語が分からないのですが修理であればNOなんて言えません、なにせパソコンは言語が変わっても操作は体感で覚えておりますので・・・行けるかも。
ではOSのクリーンインストールを行えば直りますよ、これはWindows10ですか?
「長イ言葉ワカラナイ!!!パソコン専用ノ言葉モ!!!」
僕も中国語が分からないよ・・・パソコンの専門用語は少しは伝わると思いましたが、ではもう少し噛み砕いて説明してみます。
よし、2時間で直しましょう!
ぱぁっと明るくなる表情、ですがその直後に
「デモ電源ガナイ、バッテリー残リ65%」
ガッテム!!それを早く言って欲しかった・・・これが一番の難題、バッテリーは2時間も持たない・・・持って1時間か・・・これではOS再インストールのRTAが始まりました。
まず言語が分からない、中国版のインストールディスク作ってない、そして時間が無い。
と、悩んでいる時間も惜しいのでそそくさとインストールメディアを作成してインストール開始、表示されている中国語はGoogle翻訳のカメラでリアルタイム翻訳でいけました。
インストールを終えた段階でバッテリー残量は35%、もうギリギリ・・・頑張れパソコン。
ハラハラしましたが残りバッテリー残量が10%を切ろうとしたタイミングでなんとか完成。
これは技術ではない、インストールのRTAが無事終わりました。
そして2時間が経ちお戻りになられた中国の方は最寄りの模型店でガンダムのプラモデルを購入してきたそうで、水星の魔女のお話を振りましたがガン無視され
「フム・・・チャント出来マシタ?」
とのお褒めのお言葉を頂きました、水星の魔女の話したかったな・・・
これにて完了、お昼ご飯を食べ損ねましたがやってやりましたよ。
言葉の壁よりもバッテリー残量の壁の方が高かったです。