リスクの高いお買い物だという事を忘れずに
ここ最近ではパソコンの修理のご依頼の内容が変わってきたかのように感じます。例えばネットでオークションやフリマで手軽に依頼をする事が可能になってからは、見知らぬ方からパソコンを購入出来る時代になりました。
これは得意とする人が不得意な方に提供する素晴らしい方法だとは思うのですが、連絡が途絶えるなど、アフターケアが必要な商品に関してはリスクしかない可能性もあるという事。
とあるお客様が30万円相当のパソコンをメルカリで購入されたのですが、その出品者の方は評判も良く、アフターケアも万全だと信じていたそうですが、実際に不具合が生じた時には音沙汰がなく、そのまま取引は終了となったそうです。
BTOパソコンは「Build To Order」の略で、お客様がご希望のパソコンパーツの構成を選んで構築が出来る事が魅力の一つです。ですが、デメリットとしては別々の会社からの寄せ集めた構成である故に不具合も生じる可能性があるのです。
因みにそのBTOパソコンの不具合とは突然ブルースクリーンになってしまう現象らしく、電源も落ちてしまうあるとの事ですが、診断してみるとパーツの構成も悪くはありませんでした。では何が悪いかと言えば「構成は悪くはないが特定のパーツが中古品、あるいはケチっている」事が原因だと思われます。
このケチっているというキーワードは、カタログスペック的には申し分はないのですが、メーカーが胡散臭い所から購入しているケースを示すものであり、この部品の目利きは知っているかたであれば「それな」的な部品です。
どこのPCパーツショップでもある事なのですが、格安でも利益が無いと製造はしません、ですので粗を探せばキリがないのですが高額なBTOパソコンの場合ではこれらが致命的な不具合の原因になるのです。
購入してはいけない、とは言いませんが、もし近くにパソコンの組み込みが得意な方がいれば、その方に1万円を渡してでもお願いすべき事だと私は思います。もし居ないのであればPCショップでネットでオーダーする前にお電話でご希望の構成をお伝えしてみては如何でしょうか。