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中華ポータブルゲームデバイス「AYANEOAIR」が発表、価格は629ドルでRyzen5 5560Uが搭載

中華ポータブルゲームデバイス AYANEOAIR発表

中華ポータブルゲームデバイスの新製品発表が日本のニュースサイトに多数出回る日が来るとは思いもしませんでしたね。むしろそこまで注目されるポータブルデバイスはなんなのか?と言えばこの「AYANEOAIR」です。

このAYANEOという会社のポータブルデバイスの躍進は、GPD社による「GPD WINシリーズ」が7インチサイズの小さなネットブックにコントローラーと搭載した事が始まりではないか?とされております。

それからここ数年でSteam社の「Steam Deck」が399ドルという破格の値段で販売を開始されるものの、日本国内では未だに手に入らない人気か超レアなゲームデバイスとしている事から、中国企業のGPD社とAYANEO社がこぞってポータブルゲームデバイスを販売を進めております。

AYANEOAIRのスペックや詳細情報

今回発表されたAYANEOAIRでは、軽量に注力し多数のカラーを取りそろえたモデルが公開されております。色は白と黒とシルバーとピンクの4色ですが一部のボタンはカスタマイズ可能とのこと。

AYANEOAIR桜

厚みはAIRで17mmでAIR Proで21.6mmとかなり薄め

AYANEOAIRとPRO

またAYANEOAIRは有機ELディスプレイに指紋センサーによるスリープ解除など、コンパクトなサイズを可能にするためにSSDはM.2を採用に加え、WindowsOSが搭載されている事を考えればかなり充実したミドルスペックな仕様となっています。

AYANEOAIRスペック

ポータブルゲームデバイスという事もあって発色の良さと解像度をアピールしており、5.5インチの有機ELで解像度は1920×1080が限界のサイズなだけに「画質は良くて当然でしょ?」という仕様になっております。

AYANEOAIR詳細

そして今回一番のライバル視をしているのが何故かニンテンドースイッチという事で、25gもAYANEOAIRは軽量されていると説明にあるのですが、そもそもが小さいデバイスなので比較の対象にするのはどうかと。

AYANEOAIRはSwitchよりも軽い

そして、SteamDeckとも比較をして274gもAYANEOAIRは軽量されているとアピール。でも価格は負けていますけどね。

AYANEOAIRはSwitchよりも小さくて軽い

そこで一番気になるCPUは「AMD Ryzen5 5560U」から実装との事なので、これは少しだけ期待が出来るデバイスと考えてしまいます。

AYANEOAIRはRyzenを搭載

最後に肝心なゲームの動作確認ですが、ゲーム画面サイズを「720P」にする事でほとんどのゲームのフレームレートが60フレームで実行可能との事ですが、これにはややスペック不足を感じます。

AYANEOAIRゲームの動作

実際にテストを行った一覧が掲載されておりましたが、原神やAPEXは低画質で50~60フレーム、FF14に関しては20~35フレームとの事なので、エントリーモデルを購入した場合ではかなり厳しい結果になると予測します。

AYANEOAIRゲームの動作はかなりシビアかも


個人的には買いかどうかを考えると、FF14がまともに動作しないポータブルゲームデバイスは要らないと考えておりますので、今回のAYANEOAIRが日本円では8万円前後する事であった場合、買いではないと判断します。

とは言え、ここまで究極なまでに軽量化されたモデルは他に見たことがありませんので、ニンテンドースイッチライトのような軽さでレトロ風のゲームを楽しめる機器としては非常に魅力のある端末であると考えますので、用途に応じては検討の余地はあるかもしれません。

またインテル製を搭載しない(出来ない)のはコストにあると考えておりますが、資金に糸目付けない方はGPD社のWINシリーズをお求めになられた方が現実的ではないでしょうか。

参考 : AYANEOAIRの公式サイト

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