ラズパイをNASやVPNとして愛用している私にとっては、最近のラズパイが高額で購買意欲が落ち気味となっておりますが、数年前は4,000円程度で購入出来たものが一時期では半導体不足で最大で3倍近くのお値段となっており、当初はプログラミングの勉強として利用される事を目的としたムック本も売上に影響があったんじゃないかな、と私は思いました。
ラズパイ(Raspberry Pi)は、イギリスのラズベリーパイ財団が開発したシングルボードコンピュータです。名刺サイズで、CPUを搭載し、OSを利用できる機能を持ちます。1万円以下で購入でき、コンピューターに興味を持ったビギナーから電子工作好きのベテランまで、幅広い層に支持されています。
GoogleのAI「ラズパイとは」より引用
そんなラズパイ、いよいよ最新モデルが登場という事でラズパイ好きの界隈は騒ぎ始めておりますが、これが凄い。
https://www.raspberrypi.com/news/introducing-raspberry-pi-5/
- Broadcom BCM2712 2.4GHz クアッドコア 64 ビット Arm Cortex-A76 CPU、暗号化拡張機能、コアあたり 512KB の L2 キャッシュ、および 2MB の共有 L3 キャッシュを搭載
- VideoCore VII GPU、OpenGL ES 3.1、Vulkan 1.2 をサポート
- HDR サポート付きデュアル 4Kp60 HDMI® ディスプレイ出力
- 4Kp60 HEVCデコーダー
- LPDDR4X-4267 SDRAM (発売時に 4GB および 8GB SKU が利用可能)
- デュアルバンド 802.11ac Wi-Fi®
- Bluetooth 5.0 / Bluetooth Low Energy (BLE)
- microSD カード スロット、高速 SDR104 モードをサポート
- 2 × USB 3.0 ポート、同時 5Gbps 動作をサポート
- USB 2.0ポート×2
- ギガビット イーサネット、PoE+ サポート付き (別途 PoE+ HAT が必要)
- 2 × 4 レーン MIPI カメラ/ディスプレイ トランシーバー
- 高速周辺機器用の PCIe 2.0 x1 インターフェイス (別途 M.2 HAT またはその他のアダプターが必要)
- USB-C 経由の 5V/5A DC 電源、Power Delivery サポート付き
- Raspberry Pi標準40ピンヘッダー
- リアルタイム クロック (RTC)、外部バッテリーから電力供給
- 電源スイッチ
現在発売されているラズパイ4と今回発売されるラズパイ5のCPU性能が2倍以上との情報をインターネットウォッチの記事で拝見しましたが4GBで60ドル(日本円で約9,000円)、8GBで80ドル(日本円で約12,000円)との事で、性能の伸びは素晴らしいものの価格は頑張れなかったようです。
うーん、これならN100シリーズの中華PCを2万円で購入した方が遙かに高速で、記憶媒体も240GBが付加されている事から、これからのプログラミングの勉強やサーバーのお勉強はWindows11で良いんじゃ無いかな?と思ってきました。
令和5年10月3日(火)の状況でN100シリーズの中華PCは割引クーポンの適用で18,000円前後で購入出来るんですよ、値段バグってないか?と思わせる程までに安い。
ラズパイOSはLinuxのDebianがベースとなった無償ライセンスとなりますが、そもそもがWindows11のライセンス料金が1.5万円前後な事に対してLinuxは普及されつつありますが、N100シリーズの中華PCがWindows11のライセンス料金に近い価格で購入出来るのであればこちらを選んでしまいそう。
Linuxは落ちないと言いますけど、しっかりと落ちますからね。ラズパイが認められているのは非常に軽いOSを搭載している事で、安定した動作を果たせている事から24時間動作出来るサーバーとして重宝しているだけで、相応のスペックを備えたWindows環境であれば同等だと思っております。
ラズパイのネガキャンをするつもりはありませんが、1万円台では買いの基準まで至らないというのが消費者としての正直な意見かな?と思います。