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SNSマーケティング戦略って最近インフルエンサーが露骨過ぎてヘタになってきた気がする

近年、SNSは企業にとって欠かせないマーケティングツールとなり、特にインフルエンサーと呼ばれる人々が発信する情報は、多くの消費者の購買行動に影響を与えています。ですが、その手法が露骨になるにつれ、消費者の間には冷めた視線が広がりつつある気がします。

今回はこの近年におけるSNSマーケティング戦略においてのインフルエンサーについて、そしてSNSを利用される方がどう捉えるかを考えてみます

SNSマーケティング、インフルエンサーと企業の蜜月がもたらす「冷めた視線」

インフルエンサーマーケティングの隆盛

SNSの普及とともに、インフルエンサーマーケティングは急速に拡大した。企業は、自社の商品やサービスをインフルエンサーに紹介してもらうことで、ターゲット層に効率的にリーチできる。インフルエンサーは、フォロワーからの信頼を背景に、高い訴求力を持つ。

特に、飲食店や旅行業界では、インフルエンサーによる情報発信が大きな効果を発揮する。美しい写真や動画、魅力的な言葉で紹介される店舗や観光地は、多くの人々の心を捉え、来店や訪問を促す。

最近では地元の飲食店を見かける事が多くなってきてますよね

露骨化するマーケティング手法

しかし、インフルエンサーマーケティングの隆盛とともに、その手法は次第に露骨さを増してきた。

  • 過度な演出: 飲食店を例にとると、インフルエンサーが投稿する動画は、まるでCMのようなクオリティを持つ。照明やカメラワーク、編集技術が駆使され、料理や店舗の魅力が最大限に引き出される。しかし、その過剰な演出は、視聴者に「作られた映像」という印象を与え、リアリティを損なうことがある。
  • ステマとの境界線: インフルエンサーが企業から報酬を受け取り、商品やサービスを宣伝する行為は、ステルスマーケティング(ステマ)と紙一重である。PR表記がされていても、インフルエンサーが過度に商品を褒め称える様子は、視聴者に不信感を抱かせる。
  • フォロワーとの乖離: 人気インフルエンサーになるほど、企業案件が増え、発信する情報の多くが広告となる。フォロワーは、かつて共感していたインフルエンサーの変貌に戸惑い、距離を感じ始める。

SNSで投稿されている料理が露骨に店舗側で用意された映像や、調理場での作業風景を撮影している様子を見ると、個人で活動している人が案件で受けてると感じ取れてしまいますよね

消費者の「冷めた視線」

このような露骨なマーケティング手法に対し、消費者は次第に「冷めた視線」を向けるようになった。

  • 情報の信頼性低下: 過度な演出やステマ疑惑は、情報の信頼性を低下させる。「インフルエンサーの言葉は信用できない」と感じる消費者は少なくない。
  • 共感性の喪失: フォロワーは、インフルエンサーに対し、親近感や共感を抱いていた。しかし、広告色の強い情報発信は、その関係性を壊し、共感性を喪失させる。
  • うんざり感: SNSを開けば、広告や宣伝ばかり。消費者は、そのような状況にうんざりし、SNS離れを引き起こす可能性もある。

もっとシンプルで良いと思うのに、過剰な演出が増えてきているのは中間に業者が入っているのかな?

企業が取るべき道

企業は、このような現状を真摯に受け止め、マーケティング戦略を見直す必要がある。

  • 透明性の確保: インフルエンサーとの提携においては、PR表記を徹底し、情報の透明性を確保する。
  • 共感性を重視: インフルエンサーには、自社の商品やサービスを自然な形で紹介してもらう。フォロワーとの共感性を重視し、信頼関係を築く。
  • 多様な情報発信: インフルエンサーマーケティングに頼りすぎず、自社アカウントでの情報発信や、口コミマーケティングなど、多様な手法を組み合わせる。

インフルエンサーもお金を稼ぎたい、結局はこれが原因かと

消費者が賢くSNSと付き合うために

一方で、消費者もSNSの情報に賢く接する必要がある。

  • 情報の鵜呑みを避ける: インフルエンサーの情報は、あくまで参考程度にとどめ、鵜呑みにしない。
  • 多様な情報を比較検討: 複数の情報源から情報を収集し、比較検討する。
  • 情報の裏側を考える: インフルエンサーが情報発信する背景を考え、情報の裏側を読み解く。

SNSマーケティングは、企業と消費者の関係性を大きく変えうる力を持つ。しかし、その手法を誤れば、信頼を失い、逆効果となる可能性もある。企業と消費者が、互いに誠実な姿勢で向き合うことが、SNSマーケティングの健全な発展につながると思います。

魅力な投稿であれば継続できるけど、露骨な演出と感じたらフォローを外してしまうよね、過度な期待をせずに適度な距離感で楽しむのがイイね

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