
さて、今回は「やっちゃいましたね、Microsoftさん…」という気持ちを抱えながら、2025年7月のWindows Updateで私自身が遭遇したあれこれを、できる限り“生の声”としてお届けしたいと思います。
「うちだけじゃないよね?」「これ、バグ?」と不安な方に、少しでも安心と対策をお届けできたら幸いです。
いきなり文字がぼやけて読めない!?──共通のトラブルに要注意
ブラウザでの日本語がぼやける謎現象
最初に「おや?」と思ったのは、Google ChromeやEdgeでウェブページを開いたときのこと。日本語のフォントがなんだか滲んで見える…目が疲れてるのか?いや、老眼…じゃなくて、これバグですね。
調べてみると、Chromium系ブラウザで日本語・中国語・韓国語がぼやけるという報告が複数。これはディスプレイのスケーリング設定(拡大率)を125%または150%にすることで、ある程度改善しました。
ええ、老眼なので自分の問題ではないと分かって安心しました。
Outlookが無言を貫く
Outlookの通知が来ない。自動応答を開こうとするとエラー。しかも会議の更新でエラー祭り。
これは地味に困りました。ビジネスに使っている方はなおさら。現在Microsoftが調査中とのことなので、我々はおとなしく待つしかないのが現状です…。
更新プログラム別:実際に泣かされた不具合たち
KB5062553(Windows 11 24H2向け):一番の問題児
これはまさに「更新してはいけないやつ」でした。私も含め、多くのユーザーが以下のようなトラブルに頭を抱えました。
共有フォルダーに繋がらない
社内共有のNASに突然アクセスできなくなる現象。お客様から「急につながらなくなった!」と何件も電話が…。
音声入力が無反応に
音声アクセスでの文字入力が死んでしまう。リモートで作業補助していた方が「しゃべっても打てない」と嘆いておりました。
頻発するフリーズとブルースクリーン
おそらく一番多かったクレームがこれ。「パソコンの寿命でしょうか?」と聞かれましたが、犯人はWindows Update。
0x800f0983エラーでインストール失敗
このエラー、正直見飽きました…。インストールすらできないなら、もう何を信じていいのか…。
解決策(という名の苦肉の策)
- Windows Updateコンポーネントのリセット
地味だけど基本。バッチファイルで一括処理もOK。 - インプレースアップグレード
Windowsの上書きインストール。意外と手間なくできるのでおすすめです。 - クリーンインストール(最終手段)
「リカバリー地獄」ってこういうのを言うんですよね…。でも本当に最終手段としては有効。
一番手っ取り早いのは、KB5062553のアンインストールかもしれません。Microsoftからの正式な修正が出るまでは、要注意です。
KB5062660(同じく24H2向け):こちらは神パッチ?
珍しく“直してくれる側”の更新です。
- エクスプローラーのクイックアクセス不具合
- 大容量ファイル処理時の異常なメモリ消費
- Thunderbolt接続のGPU未認識
- 中国語・ヒンディー語IMEの入力不具合
これらの症状があった方は、KB5062660の適用で快適になる可能性が高いです。
私も「ピン留めが消えたぁぁぁ!」と嘆いていた日々に、ようやく終止符が打たれました。
セキュリティとバックアップ、どちらも大事
最後に、とても基本的な話を。
2025年7月の更新には、深刻な脆弱性を修正するセキュリティパッチも含まれています。ですから、「不具合が怖いから更新しない」はリスクが高いです。
重要なデータは必ずバックアップ!
これはどんな時代でも変わらない鉄則です。USBでもクラウドでも、とにかく取っておきましょう。私はよく「明日やる」が明日来ないタイプなので、見つけた今やるようにしています(後悔先に立たず)。
まとめ:アップデートは慎重に。でも、怖がりすぎないで
Windows Updateは確かに時々「地雷」を仕掛けてきます。ただ、それでも更新を避けすぎるのもまた問題。要は、“付き合い方”なのかなと思います。
この記事が、皆さんの「なんか変だな?」のモヤモヤを晴らすヒントになれば嬉しいです。
また何かあったら、私もここで叫びます(笑)それでは、よいPCライフを。