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10年の積み重ねが教えてくれた「凡人の報われ方」

10月の苫小牧。外は13℃、店の中は18℃。指先が少し冷たく感じる季節になりました。

そんな中、今日も私はいつものように修理机の前に座り、淡々とキーボードを叩いています。季節の移ろいを楽しむ余裕もないほど、日々の仕事と向き合う中で──ふと気づいたんです。

あ、気づけば、もうすぐブログを毎日書き続けて10年になるんだっけ

才能よりも「続ける勇気」

今の時代、“バズる”ことが注目されがちです。SNSで大きな反響を得たり、動画が一夜にして話題になったり。努力が実る人もいれば、どんなに頑張っても報われない人もいます。

私はどちらかといえば、後者でした。どんなに書いても「いいね」は15件ほど。それでも書くのをやめようとは思いませんでした。

なぜなら、続けることそのものが自分を強くしていったからです。成果が出なくても、反応がなくても、書き続けた時間だけは、確かに自分の中に積み上がっていきました。

継続が“見えない力”を育てる

ブログを書き始めた当初、アクセスなんて1日数十件程度。

でも、気づけば今は1日1万ページビューを超えるようになりました。それは一夜にして起きた奇跡ではなく、10年近く毎日コツコツと積み重ねた“見えない努力”の結果です。

3000本を超える記事の中には、誰にも読まれない記事もあります。でも、どの記事も確かに私の足跡なんです。

たとえば、山を登るように。一歩一歩は小さくても、振り返れば、「自分がどれだけ高い場所まで来たのか」に気づく。

継続には、そんな静かな力があります。

ブログが教えてくれた「続ける人の報われ方」

私はブログで収益を上げていません。広告も控えめで、利益と呼べるものはほとんどありません。それでも続けてきた理由は、「続けた先にしか見えない景色がある」と信じていたからです。

気づけば、同業者の中でも私のサイトは検索上位に。ドメインの力が育ち、信頼が積み重なり、そして何より、文章を通じて人と繋がれるようになりました。

それは「才能」でも「運」でもありません。ただ、やめなかっただけです。

続けることで得られるのは「結果」だけじゃない

書くことを続けていると、自分の考えが整理され、心も穏やかになります。

たとえば、悩んだときや焦ったとき。文章にして吐き出すことで、自分の中に新しい答えが生まれてくることがあります。

書くことは、私にとって心のリセットボタンのようなもの。そして、それを続けてきたからこそ、少しずつ「人の心に届く言葉」を選べるようになりました。

続けるというのは、技術だけじゃなく、心を育てる行為でもあるのだと思います。

習慣が人生を変える

よく「三日坊主」と言いますが、実は2週間続けられた人は、その後も続けられる確率が高いそうです。

私も最初は「100日だけ書こう」と思って始めました。それが気づけば10年。もはや、書かない方が落ち着かない体になっていました。

だからこそ、今もし迷っている人がいたら、こう伝えたい。

「始めるなら、今すぐでいい」
「続ける理由なんて、後から見つかる」

結果が出なくても、誰も見ていなくても、続ける人には、必ず“報い”があります。

それは数字ではなく、“自分の中に生まれる誇り”です。

終わりに──凡人でも報われる道

私は凡人です。でも、凡人でも「続ける」ことだけはできます。

バズらなくても、拍手がなくても、淡々と積み上げた日々は、やがてあなた自身の力になります。続けることは、才能に勝る。それは私自身が、10年かけてようやく信じられるようになった真実です。

だから、もしあなたが何かを始めようとしているなら、どうか最初の一歩を踏み出してください。それが、未来のあなたを救う「最初の継続」になるかもしれません。