
ついに長いベータ期間を経て、2025年11月に『Escape from Tarkov(タルコフ)』の正規版(1.0)がリリースされましたね!
これに合わせて、「タルコフを快適に遊ぶにはどのPCを買えばいいの?」というご相談が当店でも急増しています。
今日は、先日公開されたマウスコンピューターさんの公式推奨モデルの情報と、修理屋の現場視点で組んだ「対タルコフ特化構成」の2つの視点から、2025年12月現在における最適解をご紹介します。
王道の選択:公式推奨スペック(Intel × GeForce)
まずは、失敗のない「王道」の構成です。マウスコンピューターの『G-Tune』ブランドなどから出ている公式推奨モデルは、基本的に Intel CPU と NVIDIA GeForce の組み合わせが採用されています。
配信を行ったり、動画編集も並行してやりたい方には、安定性の高いこちらの構成がおすすめです。
【プランA】公式推奨ミドルハイ構成
多くのプレイヤーが満足できる標準的な構成です。
- CPU: Intel Core i7-14700F(または最新のCore Ultra 5/7)
- GPU: NVIDIA GeForce RTX 5070 (12GB)
- メモリ: 32GB (16GB×2) ※必須
- ストレージ: 1TB NVMe Gen4 SSD
- 電源: 750W 850W (80PLUS Gold)
修理屋の裏本命:タルコフ特化スペック(AMD × Radeon)
ここからが本題です。
「とにかくタルコフで勝ちたい」「FPS(フレームレート)を1でも多く稼ぎたい」というお客様に対し、当店で実際にオーダーいただき、ご提案している「ガチ勢向け」の構成があります。
実は2025年現在、タルコフ界隈では「GeForceよりもRadeonの方がFPSが出る」と言われることが増えています。さらに、CPUのキャッシュ性能がモノを言うこのゲームでは、AMDの「X3D」シリーズが圧倒的な強さを誇ります。
これらを踏まえた、修理屋おすすめのカスタム構成がこちらです。
【プランB】タルコフ特化「FPS重視」構成
実際に当店で受注した構成(2025年12月3日時点)をベースにしています。
| パーツ | 推奨モデル・規格 | 理由 |
| CPU | AMD Ryzen 7 7800X3D | タルコフにおける「最強CPU」。3D V-Cache搭載で、重いマップでもFPSが落ちにくい |
| GPU | ASRock Radeon RX 9070 Challenger 16GB | 今やタルコフではGeForce以上に優勢と言われるRadeonの最新モデル。VRAM 16GBで高画質設定も余裕です |
| メモリ | DDR5-6000 32GB (16GB×2) | ドスパラセレクト等の選別品を採用。高速メモリがRyzenの性能を引き出します |
| マザー | ASRock B650M Pro X3D WiFi | X3Dシリーズに最適化されたマザーボード、Wi-Fiも標準装備 |
| SSD | WD Black SN7100 2TB | 読み込み速度重視。出撃待ちのロード時間を短縮するため、信頼性の高いWD Blackを採用 |
| クーラー | Scythe 無限6 BLACK EDITION | 空冷最強クラス。7800X3Dの発熱を静かに、確実に冷やしきります |
| 電源 | ASRock Steel Legend 850W | 高負荷時も安定した電力を供給できるゴールド電源 |

Intel構成と比較してもコストパフォーマンスが高く(総額32万円前後~)、「タルコフで撃ち負けない環境」を構築するには現時点でベストな選択肢の一つです。PCケースには、メンテナンス性が高く内部が美しく見える「MONTECH XR」のようなピラーレスケースを選ぶと、所有欲も満たされます。
まとめ:どっちを選ぶべき?
- 色々なゲームを遊び、配信も安定させたい人👉 Intel Core i7 + RTX 5070 の王道構成(プランA)
- 「タルコフ」を最優先し、最高のFPS環境でプレイしたい人👉 Ryzen 7 7800X3D + Radeon RX 9070 の特化構成(プランB)
パソコンは高い買い物です。「自分の遊び方にはどっちが合っているの?」と迷われたら、ぜひお近くのパソコン修理屋や専門店にご相談ください。
今のタルコフはパソコンの性能差が勝敗に直結します。後悔のない一台を選びましょう!
















RTX 5070は2025年のスタンダードです。タルコフはメモリを異常に食べるゲームなので、絶対に32GB以上を選んでください。ここをケチると、重いマップ(Streets of Tarkovなど)でカクつきます。