
新年を迎え、初売りシーズンに突入したことで「そろそろパソコンを買い替えようかな」と考えている方も多いかと思います。
ですが、ここでひとつ、あまり表では語られていない現実があります。実は今、パソコン業界そのものがかなり冷え込んでいます。
昨年12月25日頃から現在に至るまで、BTO(PTO)パソコンの販売を一時停止しているメーカーが多数存在しています。国内で名前を聞けば誰もが知っているようなメーカーも例外ではありません。
理由は非常にシンプルで、
- パーツ在庫の深刻な不足
- 仕入れ価格が安定せず、販売価格が決められない
この2点が大きな要因です。
その結果、いわゆる「初売り」で選べる新品パソコンは、家電量販店で販売されている完成品モデルが中心となっています。特に、
- ゲームをしたい
- 性能をある程度重視したい
という方にとっては、正直かなり厳しい状況と言わざるを得ません。
今、現実的に狙うべき選択肢は「中古」
そこで、現場の人間として現実的におすすめしたいのが、リサイクルショップの中古パソコンです。中古と聞くと、
- すぐ壊れそう
- 古くて使えないのでは
という印象を持たれる方も多いのですが、今の状況では「選び方さえ間違えなければ」非常に有効な選択肢になります。
実際、私たちのような業者や、部品取りを目的とした転売屋は、すでに一斉に買い付けを行い、ある程度の在庫を確保している状態に入っています。とはいえ、リサイクルショップは常に同じ在庫が並ぶわけではありません。
- 買取があれば新しく並ぶ
- 売れれば消える
という循環型の販売です。だからこそ、「掘り出し物に当たる可能性」も、今は十分に残っています。
リサイクルショップで見るべきポイント【最低限ここは確認】
では、実際に中古パソコンを見るとき、どこをチェックすればいいのか。専門的な知識がなくても、最低限ここだけは見てほしいというポイントをまとめます。
① CPUは「Core i5」か「Ryzen 5」が目安
世代は多少古くても構いません。
- Core i5
- Ryzen 5
このあたりが書かれていれば、普段使い・軽作業・事務用途では十分実用レベルです。
逆に、
- Celeron
- Pentium
と書かれているものは、価格が安くても慎重に考えた方が無難です。
② メモリは「8GB以上」が安心ライン
店頭表示で、
- メモリ 8GB
- メモリ 16GB
と書かれていれば、ひとまず合格です。4GB表記の場合は、「安い理由がそこにある」と思ってください。
③ ストレージはSSDかどうか
これはかなり重要です。
- SSD
- HDD
この2文字の違いで、体感速度は別物になります。最近は中古でもSSD搭載モデルが増えていますので、HDDのみのモデルは避けるのが無難です。
④ OSがWindows 11かどうか
Windows 10搭載でも使えなくはありませんが、今後を考えると、
- Windows 11
- Windows 11対応
この表記があるかは、できればチェックしておきたいポイントです。
今後やるべきことは「焦らず、今を見る」
ここで一番お伝えしたいのは、無理に新品にこだわらないという考え方です。今後も、
- パーツ価格の変動
- 在庫状況の不安定さ
は、しばらく続く可能性が高いと見ています。だからこそ、
- 明日より今日
- 来週より今
という感覚で、状態の良い中古に出会えたら、それは一つの「正解」です。リサイクルショップの価格は、基本的に相場を見ながら調整されます。
つまり、今日より明日が安くなる保証はありません。
初売り=新品、とは限らない
今年の初売りは、「新品を安く買う」よりも「使えるものを賢く選ぶ」年だと感じています。
中古=妥協、ではなく、中古=現実的な最適解。
そんな視点で、一度リサイクルショップを覗いてみるのも、決して悪くない選択肢だと思います。迷ったときは、「買う前に誰かに聞く」それだけでも、失敗の確率はかなり下がります。
今年のスタート、後悔のない一台に出会えることを願っています。














