WindowsXPのパソコンを全て新品のパーツで製作する
今年は2018年、この年でWindowsXPのパソコンの製作依頼を頂きました。もちろん中古のパーツは使うことなく全て新品のモノで。そう考えると限定された商品となるのですが、まだギリギリですが手に入るものばかり。今回は2018年でもまだ間に合うWindowsXP環境の自作PCの構成をご紹介したいと思います。
XPの対応CPUソケットはLGA1155が最後
WindowsXPに対応させるパソコンを製作するには全てはマザーボードが入手出来るかどうかにかかっており、幸いなことにCPUソケットがLGA1155対応のマザーボードを入手が行えますので迷わず購入。
初値に比べればかなりの割高感は否めないのですが未だに新品で販売されている事に感謝。今から4年前に購入した事はありますが最安値は5,000円台であった事を覚えています。
因みに「価格.com」では現在でもマザーボード売上ランキングで4位という異例の売上。これは既存のパーツを使い回したいユーザーが圧倒的に多いという事になります。ただしこのマザーボード、パラレルポートが無いのが唯一残念なポイントとなります。
2018年ならばSSDを選択しない手はない
因みに今回のご依頼の「XPを選択する理由」ですが、数百万する管理ソフトがあるという事でHDDをクローンとして既存のPCを入れ替えるというものです。つまり低コストのパソコンを製作したい理由ではなく既存のソフトをそのまま利用したいというご依頼から製作に至ったという訳になります。
そこで時代は2018年、皆さんにとっても馴染み深い媒体はHDDからSSDに変わりつつあります。今回はこれを選択しない手はありません。120GBであってもXPの時代では60GB程度が主流でしたので、基本的には安価で購入が行えて劇的なスピードアップに繋がります。
この辺りに関してもLGA1155を選択出来ている事がとても幸いなことで、全てのドライバがマザーボード付属のCDに収録されておりますので、何も考えなくてもインストールは行えそうですね。
メモリはDDR3の1600で決まり
対応しているマザーボードではメモリの選出は不可欠となります。メモリに関してもまだまだ十分に対応しているものが手に入りますので、このあたりは32ビットOSの限界の4GBを購入しておけば間違いはありません。
もっともスペックによっては2GBでも十分なのですが2枚セット売りしかDDR3では市場にありませんので、この辺りに関しては好みとも言える選出で良いかもしれません。
これで全ての主要パーツが手に入りましたので電源ユニットやDVD-Rドライブに関してはお好みで選べば良いかと思います。それほどハイスペックな構成は考えておりませんので、電源は450Wで十分かと考えておりますが、市場では500Wが安価な事なのでそれらを選出。
最後にLGA1155のCPUが割高ですのでこの辺りに関しては当初の1.5倍程度を考えておけばお見積に関しては間違いは無いかと思います。5年前のCPUですからね、いよいよ手に入らなければ中古しかなさそうです。