
【PR】この記事はTenorshare社の依頼を受けて作成しています。
Macのデータ復元で結果を分けるのは、実は使うソフトではありません。消えたあとにMacで何をしたか、それだけです。落ち着いて、まず手を止めてください。
この記事では「消えてからどれくらい経ったか」「バックアップを取っていたか」の2つで今いる場所を確かめて、そこから何をすればいいかを順に並べます。2011年創業の修理店の視点で、機械が苦手な方にも分かる言葉で書きます。
先に結論:戻るかどうかを決めるのは経過した日数ではなく、その間にディスクへどれだけ書き込んだかです。気づいた時点で重い作業を止めれば、1か月前に消したファイルが戻ることもあります。
そのうえで道は2本だけ。バックアップがあるならTime MachineかiCloudから戻す。無いなら、上書きされる前に復元ソフトでスキャンする。この2本を順に確かめていきます。
まず手を止める。Macデータ復元は「触らない」から始まる
「消えた」と気づいた直後にやりがちなのが、復元方法を調べながらMacで作業も続けること。これがいちばん効きます。悪いほうに、ですが。削除されたファイルの実体は、新しいデータで上書きされるまでディスクに残っているからです。
注意:新しいアプリのインストール、大きなファイルのダウンロード、動画の書き出し、macOSのアップデート。どれもディスクへの書き込みが大量に発生し、まだ残っている削除済みデータを上書きします。一度上書きされたぶんは、どんなソフトでも戻せません。
もうひとつ多いのが、無料の復元ソフトを片っ端から入れて試すパターンです。インストールそのものが書き込みなので、探しているデータを自分の手で潰しにいくことになります。ランキング記事を上から順に試すのは、いちばんやってはいけない動きです。
やることは単純で、Macをいったん置くこと。この記事を読む数分のあいだだけでも、重い作業は止めておいてください。

消えてから何日経った?時間より「使った量」で決まる
よく聞かれるのが「何日までなら戻りますか」という質問です。日数だけでは決まりません。同じ1か月でも、旅行に行っていてMacを開いていなければ、状況は数分前とさほど変わらないからです。目安として整理すると、こうなります。
| 経過の目安 | その間の使い方 | 戻る見込み |
|---|---|---|
| 数分 | ほとんど触っていない | 高い |
| 数時間 | ブラウザを見た程度 | 高いまま |
| 数日〜1週間 | アプリ追加・大量の保存あり | 下がる |
| 1か月以上 | ほとんど使っていない | 残っていることがある |
| 1か月以上 | 毎日ふつうに使った | かなり厳しい |
つまり縦に並んだ日数より、横の「使い方」のほうが効きます。1か月前だからと諦めて相談に来られて、聞いてみるとその間ほとんどMacを開いていなかった、というのは珍しくありません。
メモ:macOSのゴミ箱は、置いておくだけでは自動で空になりません。Finderの設定で「30日後にゴミ箱から項目を削除」を入れたときだけ30日で消えます。ただしiCloud Driveから削除した項目は、その設定に関係なく30日で消えます。
この動きはAppleの「Macでファイルやフォルダを削除する」ガイドに書かれています。ゴミ箱の中にまだ見えているなら、それは消えていません。右クリックから「戻す」で終わりです。
なお、消えた原因が削除ではなく「保存し忘れ」なら、まったく別のルートがあります。Wordの自動回復ファイルが残っていることがあるので、心当たりがあれば先にそちらを確かめてください。
バックアップはありますか?Time MachineとiCloudから戻す
ここで道が2本に分かれます。バックアップを取っていたなら、ソフトを買う必要はありません。外付けドライブにTime Machineを回していた場合の手順はこうです。

- バックアップ用の外付けドライブをMacにつなぐ
- ファイルがあった場所のフォルダをFinderで開く
- メニューバーのTime Machineアイコンから「Time Machineに入る」を選ぶ
- 過去の日付にさかのぼり、目的のファイルを選んで「復元」を押す
どこまでさかのぼれるかは、バックアップの残り方で決まります。Appleは残し方をこう説明しています。
Time Machineは、過去24時間は1時間ごと、過去1か月は1日ごと、それより前は1週間ごとのバックアップを自動で残す。バックアップディスクが埋まると、古いものから消えていく。
出典:Apple「Time Machineを使ってMacをバックアップする」
iCloud Driveに入れていたなら、ブラウザでiCloud.comにサインインし、iCloud Driveを開いて目的のファイルをダウンロードします。詳しい流れはMacのバックアップデータから復元する方法(4DDiG公式)にまとまっています。
ここ、見落としがちです:iCloud Driveは「バックアップ」ではなく「同期」です。Mac側で消せばiCloud側からも消えます。削除した項目はFinderの設定に関わらず30日で完全に消えるので、心当たりがあるなら後回しにしないでください。
「クラウドに上げてたから大丈夫」と思っていたら消えていた、という相談は本当に多いです。とはいえ30日以内ならiCloud側に残っていることがあるので、iCloudから消したファイルを取り戻す手順を先に確かめる価値はあります。そこにも無ければ、次の章へ進んでください。

バックアップが無いとき:4DDiG Mac Freeを実機で試した
バックアップが無くても、上書きされていなければデータの実体はディスクに残っています。それを拾い出すのが復元ソフトの仕事です。今回は4DDiG Mac Free(Tenorshare公式)を実機に入れて、どこまで戻るかを確かめました。
用語:データ復元ソフトとは、ファイルの管理情報からは消えたものの、ディスク上にまだ実体が残っているデータを探し出し、別の場所へ書き出すソフトのことです。すでに上書きされたデータは対象外で、そこだけはどの製品でも同じです。
検証に使ったのはMacBook Pro(Apple M1/macOS Tahoe 26.3.1)と、2GBのUSBメモリです。写真や動画を入れたUSBを空にしてから、同じデータが戻るかを見ています。
手順1:インストールする
公式サイトからdmgを落として開き、アイコンをアプリケーションフォルダへドラッグするだけです。無料版は製品ページからのみ落とせて、WindowsとMacが同じページに並んでいるので、Mac版に切り替えてからダウンロードしてください。

起動すると、最初にライセンスの登録画面が出ます。無料の範囲で試すだけなら、ここは登録せずに閉じて構いません。

手順2:探す場所と、探すものを選ぶ
起動するとドライブの一覧が出ます。Mac本体なら内蔵ディスク、外付けHDDやUSBメモリ、SDカードならそのドライブを選びます。Time Machineとごみ箱を直接指定するメニューも並んでいます。

次に探すファイルの種類を選びます。写真だけ、動画だけ、と絞ったほうがスキャンは早く終わります。何を探しているか決まっているなら、ここで絞ってしまうほうが楽です。

手順3:スキャンして結果を見る
検証では、このUSBメモリに写真と動画を入れ、Finderで中身を確認してから消しました。まずは消す前の状態です。

消したあとはこのとおり、Finderで開いても何も出てきません。人間の目からは空でも、ディスクの上にはまだ残っています。

この状態からスキャンをかけると、約4分で終わりました。見つかったのは462個・798.14MB。内訳は写真422個と動画40個です。右側でプレビューを見ながら、中身が生きているかを1つずつ確かめられます。

手順4:保存先は元の場所以外にする
必要なものを選んだら、保存先を指定します。ここがいちばん間違えやすいところです。
注意:復元先に、元あった場所を指定しないでください。まだ取り出せていないデータの上に書き込むことになり、残りが戻らなくなります。別のフォルダか、外付け、クラウドを指定します。
ローカルに戻すなら、デスクトップに専用のフォルダを作って指定するのが分かりやすいです。消えた場所そのものを選ぼうとすると、画面上でも黄色い警告が出ます。

OneDrive・Google Drive・Dropboxへ直接書き出すこともできます。内蔵ディスクに書き込みたくないときは、こちらのほうが安全です。

戻した動画も、最後まで問題なく再生できました。断片化してブロックノイズだらけ、といったことは起きていません。

実機で戻った量と、かかった時間
数字だけ先に並べておきます。削除した直後、その後の書き込みなし、という好条件での結果です。
| 項目 | 結果 |
|---|---|
| 検証機材 | MacBook Pro(Apple M1)/macOS Tahoe 26.3.1 |
| 対象 | 2GBのUSBメモリ(exFAT) |
| スキャン時間 | 約4分 |
| 見つかった数 | 462個・798.14MB(写真422・動画40) |
| プレビュー | ほぼすべて正常に表示 |
| 書き出し時間 | 約3〜4分 |
ここで引っかかるのが容量です。見つかった798.14MBは無料枠の500MBを超えています。まとめて全部戻すなら有料版が要るし、無料で済ませるなら「本当に要るものだけ選ぶ」ことになります。プレビューで中身を見ながら選べるのは、この場面でかなり効きました。
対応するmacOSやファイル形式は、公式の4DDiGのテックスペック(対応OS・対応ファイル形式の一覧)で確認できます。製品ページのほうでは、最新の macOS(Sequoia や、その次の世代)と Apple シリコンにも対応とうたわれています。ただしテックスペックの一覧は更新が追いついていないことがあるので、お使いの macOS が新しい場合は、入れる前に製品ページ側の対応表を見てください。
Macで扱えるファイルシステムはAPFS・HFS+・FAT32・exFAT。対応macOSはSierra(10.12)以降で、2,000種類以上のファイル形式を復元できる。
出典:Tenorshare「4DDiG テックスペック」
製品ページ側では、より新しいmacOSやAppleシリコンへの対応もうたわれています。手元のMacが古い場合も新しい場合も、落とす前にいちど見ておくと確実です。
4DDiG Mac Freeでスキャンしてみる500MBまでは無料で復元まで終えられます
ソフトで戻せないサインと、お金をかけずに判断する順番
復元ソフトは万能ではありません。物理的に壊れている場合、ソフト側からできることは何もないです。ここは製品を紹介する記事でも書いておきます。
- カチカチ・キュルキュルという異音がする
- Macがドライブをまったく認識しない
- 水没・落下のあとから動かない
- 異常に熱い、焦げくさい
このどれかに当てはまるときは、通電を続けるほど悪化します。電源を切って、データ復旧を扱う業者か修理店に相談してください。自力で粘って状態を悪くしてしまった例は、店頭で何度も見ています。
当てはまらないなら、お金をかけずに判断できます。順番はこうです。
- まず無料の範囲でスキャンして、目的のファイルが出てくるか見る
- プレビューで中身が生きているかを確かめる
- 合計500MB以内なら、そのまま無料で書き出して終わり
- 超えるなら、そこで初めて有料版を検討する
- 価格は時期で変わるので、最後に公式サイトで確かめる
この順番なら「買ったのに戻らなかった」という、いちばんつらいパターンを避けられます。書類や写真が数点なら、無料の枠で足りることも多いです。

無料でスキャンして状況を確かめるスキャンとプレビューは無料。500MBまでは書き出しも無料です
よくある質問
消してから1か月経っています。もう無理ですか?
その間にMacをほとんど使っていなければ、戻る可能性はあります。分かれ目は日数ではなく、その間にディスクへどれだけ書き込んだかです。まず無料の範囲でスキャンして、目的のファイルが検出されるかどうかを確かめてください。
4DDiG Mac Freeは無料でどこまでできますか?
500MBまでなら無料で復元まで終えられます。それを超えるぶんは有料版へのアップグレードが必要です。無料版は製品ページからのみダウンロードでき、WindowsとMacが同じページに並んでいるので、Mac版に切り替えてから落としてください。
外付けHDDやSDカードのデータも復元できますか?
できます。Macにつないで認識されていれば、内蔵ディスクと同じ手順です。SDカードの場合はカードリーダーでつないでください。認識されないドライブはスキャンもできないので、そこは別の問題になります。
復元したファイルの名前は元に戻りますか?
戻らないことがあります。名前の情報が失われていて連番で書き出される場合があるので、プレビューで中身を確かめながら、必要なものだけ選んで保存するのが現実的です。
まとめ:勝負を分けるのは、消えた後の行動
今回は経過時間とバックアップの有無を軸に、Macのデータ復元を整理しました。覚えて帰ってほしいのは1つだけで、戻るかどうかは日数ではなく「その間にどれだけ書き込んだか」で決まるということです。
だから最初の一手は、ソフトを探すことでも業者を調べることでもなく、Macを置くこと。そのうえでバックアップを確かめ、無ければ上書きされる前にスキャンする。順番を守るだけで、結果はずいぶん変わります。
データが消えた瞬間の、あの血の気が引く感じ。店頭でも何度も見てきました。ただ、思っているより戻ることは多いです。慌てて動き回らないこと、それだけ守ってください。手に負えないと感じたら、近くの修理店で見てもらうのも十分ありです。
4DDiG Mac Freeを無料で試す500MBまでは無料で復元まで終えられます















