先日の記事の続きです。
一晩の乾燥を終えまして、今回は清掃後の各種部品をお見せしたいと思います。
CPUファンと放熱フィンの清掃
CPUファンは清掃後にモリブデングリスで軸をグリスアップを行い、開店をなめらかにする事ができました。やっぱりファンがヌルヌル動くのは気持ちいいですね。
本来であれば新品に交換したかったのですが、サービスによる清掃でしたので可能な範囲での清掃と修復を行うのであればこれで十分と判断しました。
次は放熱フィンの清掃前はこちら。
そして清掃後がこちら。かなりキレイになりましたね。ホコリがパンパンでしたので放熱効果は殆ど無かったと思いますが、これでまた通常の放熱を行える事でしょう(ついでに騒音問題もこれで解決)。
ヒートシンクの清掃
さて次はヒートシンクですが、清掃後はこのような感じ。シリコングリスが思いのほか染みこむように付着しておりましたので簡易的に削り研磨しております。これでCPUとGPUにキレイに新しいシリコングリスを付着できそうです。
CPUとGPUの清掃
そして最後にCPUとGPUですが、これが一番時間を要したのですが、何度も無水エタノールで拭き取るとこのような感じになりました。
ここにシリコングリスのMX4を付着、薄く塗り込んでも熱伝導率が良い最強のグリスです。これで一通りの作業は完了ですのでPCを元に戻したいと思います。
PCの発熱問題が解決しました
廃熱に影響のある部品を清掃及びグリスアップを行いましたが、まずはPCが落ちなくなりました。次に騒音となるファンの音も静かにはなっておりませんが、清掃前とは歴然の差であった感じです。
また、PCは放熱処理が正常であっても不具合を誘発させる原因があります。それは古いパソコンにグラフィックスチップが内蔵されている場合に起こる問題なのですが、これは後ほどご説明したいと思います。