亡き父はスキーのインストラクターでした。
そして息子はスキーが苦手で、そんな父は息子が10歳の時にスキーを教えようと意気込んだのか、予習も無くゲレンデで上級のコースで滑らせたのです。息子はあまりの斜度の恐怖で転げ落ちるしかなく、結果足を捻挫してからスキーが嫌いになってしまったのです。
そんな甘い昔話から始まりましたが、世間ではスポーツでも習い事でも練習を始める順序は必要であって重要だったりします。しかし一部では独学でもあっても良いこともあります。例えばお仕事で使う為のパソコンの操作と趣味で使う為のパソコンの操作は同じ機器でも全く違う作業を要します。
この話の降りを書いたのはつい先日「某掲示板」で「議事録はExcelだろ?なんでWordで制作してるの?」という内容だったのですが、果たしてそれは決まりがあるのか?という事です。
議事録はExcelと決めつける前に
一般的には議事録にはメモ帳でもWordでも良いかと思っておりますが、それがその会社の部署の決まり事であれば「ひな形」が存在してそれに反映させるのであれば理解できますが、ネットにその愚痴を書くというのは、なんだか腑に落ちない気持ちになりました。
この「議事録はExcelだろ?」という内容は、Excelはセルで分ける事も出来る事から非常に理解しやすい反面、逆に文字だけを書き起こせば良いだけなので「逆にExcelじゃないといけないの?」と思うのです。
上司や部下の立場は関係なく、基礎を教え合わない関係ってどうなのでしょうかね。これは最初に書いた父のスキーの誤った教えと似ている気がするのですよね。
その方は「出来ないのではなくルールを知らない」のです。そんな簡単な事を把握しない方と仕事をしても業務は効率化するだけではなく、大きなミスが起こりやすい状況にあると感じた方が良いかもしれません。
情報は共有と意識合わせを
そもそもパソコンは独学が覚える事がほとんどですので、例えばキーボードを「カナ打ち」で独学で覚えた方が会社で共有のパソコンでは皆が「ローマ字打ち」だった場合、【ローマ字打ちを覚える】か【カナ打ちを毎回切り替えて使う】のどちらかだと思いますが、どちらかが正解ではなく、大事な事は意識や価値観の違いをその場限りで一人で抱えないことが重要で、勝手に解釈する前に「業務議題に挙げるべき」です。
独学が通じるパソコン操作に関しては、御油六であれば常に意識合わせを行うだけで、双方にとって納得のゆく流れになると思うんですよね。
これは持論ですが、可能な限り学ぶ事は身内ではなく他人から学んだ方が良いと思ったのは、このスキーの一件から学びましたね。