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ビジネス向けノートパソコンの需要が15.6から14インチにシフト傾向へ?何故なのかを考える

ビジネス向けノートパソコンの需要が15.6から14インチにシフト傾向へ?何故なのかを考える

先日お客様からパソコンの購入依頼がありました。ビジネス利用目的でハイスペックで事務作業もCADなどもサクサク動くノートパソコンをご希望とのことでお調べしてみたのですが、あれ? 市場で15.6インチのビジネス向けノートパソコンって需要がないの? というほどまでラインナップが少ない。

14インチモデルが人気の理由って?

コスパの良いモデルに関しては、まだ15.6インチのものもありますが、ハイスペックとなるとほとんどが14インチのモデルとなっていました。

従来は、15.6インチは据え置き型、14インチはモバイル型というイメージがありました。しかし近年では、14インチでも高性能なモデルが増え、動画編集やゲームなど、さまざまな用途に対応できるようになりました。

なぜ14インチモデルが増えているのでしょうか? 今回はその理由について、私なりに考察してみたいと思います。 

14インチは意外にも狭くない

これは現代のライフスタイルにおいて、ノートパソコンは自宅だけでなく、職場、カフェ、移動中など、様々な場所で使用するようになりました。そのため、軽くてコンパクトで持ち運びやすい14インチサイズのノートパソコンが人気を集めています。

またディスプレイの周りの額縁を狭くする技術が進歩したことで、本体サイズを大きくすることなく、14インチの大画面を搭載することが可能になりました。

テンキーはもちろん排除

今回、14インチモデルが売れ筋のほとんどを占める理由として、現代の若者のテンキー離れが加速している傾向が見て取れます。

これはあくまでも所感ですが、アップルのMacBookなどの人気モデルではテンキーレスモデルを採用していることから、テンキーを扱わないユーザーが増えたこと、また、テンキーレスモデルに慣れてしまったユーザーがテンキーの必要性を感じなくなった結果とも考えられます。

つまり、テンキーの需要が減ったというよりも、キーピッチ(キーボードのキーとキーの間隔)を広く取るためにテンキーを省き、よりコンパクトな14インチモデルが最適化された結果と言えるでしょう。

まぁ、15.6インチのモデルでもテンキーを搭載させるとピッチがギリギリでしたものね。省いて正解だったのかもしれません。

200gの差は大きい

いろいろ考えてみても、結局はサイズと重量が重要になってきます。15.6インチの平均重量は約1.6kg、14インチは約1.4kgです。持ち運ぶことを考えれば、200gの差は大きく、軽い方が良いのは当然でしょう。

ちなみに、200gはiPhone 16 Pro(199g)や200mlの飲料水とほぼ同じ重さです。それほど変わらないように思えるかもしれませんが、毎日持ち運ぶとなると、この差は大きく感じるでしょう。

ビジネス用途としてノートパソコンを扱う方は、この重さを重要視するかによって分かれますが、個人的には1.5kg以上は重いと判断しますね。

あとはやっぱりバッテリー問題

14インチ化によって小型化・軽量化が進み、十分な処理能力とバッテリー駆動時間を実現できるようになったと考えられます。

CPUの処理速度向上やバッテリー容量増加に伴い、処理速度を維持したまま長時間駆動を希望するユーザーや、従来モデルよりも長時間利用したいというユーザーの期待に応えるために、小型化が最適な選択肢と判断されたのかもしれません。

と、色々と考えてみましたがどうでしょう?

14インチのモデルが増えた理由はこれらのどれかには確実に当てはまると思うんですよねー

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