今回はNECのCPUファンのグリスアップを行いました。因みにCPUのグリスアップとは「CPUファンの可動部分にグリス(油)塗ること」を示します。これらは専門の知識は差ほど必要はなく分解・洗浄・グリスアップの手順となりますので、以下に以前詳しく書きましたブログを参照して下さい。
NEC UltrabookのCPUファンのグリスアップ
他のPC修理ショップでは「交換か買い替えになりますね」と言われるのがCPUファンの騒音問題。実はあながち買い替えや交換は間違っておらず、答えとしては正しい選択肢である事を覚えておくと良いでしょう。
何故かと言いますとCPUファンのグリスアップに関しては「気休め程度の応急処置」の場合が多く、その場では静音になるものの後日「またファンが騒音になったんですけど・・・」というお問い合わせも少なくはありません。
ですが問題なくそのまま騒音もなく静かな状態を保つことができる場合もあったりと、まずは施工を行ってみなければ分からないというのも現状ですので診断をさせて頂き、経過をお聞きするパターンもあります。
超初心者向けのグリスアップの方法
もしご自身でノートパソコンのファンの音がうるさいのであれば、以下の「タミヤのモリブデングリス」グリスを予め用意される事をおススメします、価格はネットで400円前後ですが模型屋などでは300円程度で購入可能です。
また、CPUファンのグリスアップ時にはヒートシンクを外す事がありますので、今回を機にCPUのグリスも新しく塗り替えておきましょう。という事で以下のCPUグリスと洗浄用に無水エタノールなどを用意しておくと良いかもしれません。
必要な材料が揃いましたら以下の内容の通りに作業を行います。
2.ネジの種類などは場所を間違えて戻さないように分けて保存
3.分解の過程ごとに写真を撮影しておく
4.CPUファンを取り外し、軽く洗浄(エアダスターだけでもOK)
5.CPUファンの軸を取り外す
6.グリスをCPUファンの軸にたっぷり散布させる
7.CPUのグリスを塗る(薄く平らにが理想)
8.先程外したネジを順番に戻す
9.動作確認で静音になっているかの確認をおこなう
もし静音になっていなければCPUファンの型番をメモしてネットで検索してみて下さい、中古ではなく新品で販売されているCPUファンを購入される事をオススメします。
摩耗する部品に関しては交換が一番ですが、稀に手に入らないCPUファンもある事から定期的にメンテナンスを行いながらも使い続けなければならない事もある事から、異音がした場合はすぐに利用を控えて、グリスアップなどの処置を施してみは如何でしょうか。