現在お持ちのパソコンやこれから購入される予定のパソコンで悩んでおられる方もいれば全く考えておられない方も居るかと思いますが、適切な記憶媒体となるハードディスク(HDD)やSSDの容量はいくらが適切か?を今回考えてみたいと思います。
SSDのオススメの容量は?
まずは家電量販店で購入されるパソコンでは5年前程までは一般的にHDDが採用されていた事で1TB~3TBが主流でしたが、近年ではSSDの500GBが主流となりつつあります。
ここで大事なのは、HDDからSSDに交換を要する時、またはこれからパソコンを購入される方がお選びになられる場合についてはWindowsOSは近年では70GBほどの容量を要する事を配慮すれば、最低でもSSDは240GBは要する事を考えておくべきでしょう。
SSD選びの基準
そこで、容量に応じてのオススメの目安をお伝えしておきます。
- 120GB : OSのみでご利用される方向け
- 240GB : 多数のアプリケーションをご利用になられる方向け
- 500GB : ゲームをされる方向け
- 1TB~ : 動画制作など大量のファイルを扱う方向け
ここで肝心な事は容量はいくらあっても困らないという事になりますが、コストは上がります。費用はSSDの規格にもよりますが、120GBで3,000円~、大まかに2千円アップと考えれば間違い無いかと思いますが、もちろん円安などの影響での為替の影響によって販売価格は変動しますので、安い時に買うのもいいかもしれませんが、長期保留としては考えず欲しいときに購入された方が補償期間やより安定した性能などが手に入りますので、買いだめは個人的にはオススメできません。
話は戻りまして、私がSSDの容量で240GBを選ぶ根拠はコストだけではありません。
これは過去に書いた記事で「SSDが40,000時間以上使うと動作不能になる不具合があるそうです」との内容では不具合が生じて長時間利用が出来ない問題があったように、ハードディスクのように一定の層に書き込む動作ではなく、チップに書きこんでいるのがSSDとなりますので、長時間使えるという補償はSSDでは無い、という事を考えて購入すべきと考えます。
つまり、適切な容量を選び適切な期間に交換するのが最も安定した方法だと思いますので、240GBをオススメする理由はここにあります。
どのメーカーのSSDを選べば良いのか?
最後に肝心なメーカー選びなのですが、個人的な主観を踏まえるとクルーシャル(Crucial)製品が安定かつ高速なチップメーカーだと考えており、他にもサムスンやサンディスクなどのメーカーも採用する事があるのですが、某有名な雑誌でのレビューでのベンチマーク結果を考えると常にトップに君臨しているという事がクルーシャル(Crucial)を選ぶひとつの基準となっております。
壊れやすいPCメーカーは安いSSDを採用している?
また、壊れやすいSSDに関しては上記以外のメーカーが多く、そもそも壊れやすいSSDを実装しているパソコンは自ずとスペック表記に満たした容量であれば問題ないとみなしており、これが原因で「〇〇〇のメーカーのパソコンは壊れやすい」という意味はSSDのメーカー選びがコスト重視で採用している事が原因です。
余談として勘違いしないで頂きたいのは高額なパソコンが壊れにくいという常識は忘れて頂くという事。PCメーカーが採用して実装するSSDに関しては提携したSSD製造メーカーを選ぶので、高額がパソコンであっても容量を増やしているだけで統一したメーカーを選ぶ傾向が多いです。
つまり、神経質なまでに寿命を考えるのであれば、メーカーPCのSSDは適切な期間を経た後に自身で交換される事をオススメします。
これでオススメの容量と選び方を少しでも覚えて頂ければ幸いです。