最近、一部のECサイトで面白いBTO構成のパソコンが現れ、SNSや掲示板ではざわざわを賑わっている様子。
その構成は「良いグラボ積めばCPUは抑えめでもイケる?」的な構成なのですが、意外にもこれはこれでありなのかな?と考えてしまった面白い構成でしたね。
【Ryzen5 4500】と【RTX4060】の組み合わせ
その構成は【Ryzen5 4500】と【RTX4060】を組み合わせたもの。通常ではゲーミングPCを組む人では到底考えない構成なんですよ、「え?そこそこ良いグラボを選んだのにCPUの性能を落とすの?」という位に。
実はこれ、よくよく考えると理にかなっているみたいで、まず通常では最低ラインとしてはRyzen5 5600を選ぶものですが、それを7,000円程カット出来るのが【Ryzen5 4500】を選んだ事。
そして、コストを抑えるためにグラボでは通常はRTX3060を選ぶ、と考えるものの【RTX4060】を選出するという、比較をすれば約1万円を超えるグラフィックボードを選出する「性能をCPUよりもGPUに振る」という奇怪な構成。
Ryzen5 4500は貧乏構成か?
ではこの構成を貧乏構成か?と考えればそうでもない、理にかなっているのですよ。例えばRyzen5 4500はインテルの第10世代のi5相当よりも総合スコアは上なのです。つまりは2019年以前に販売されたCPUよりも速いという事。
これってPC自作ユーザーにとっては盲点だったんですよ、あ・・・そこまでの性能だったのか・・・と、でもゲーミングデバイスとしては絶対に構成は考えないものの、マインクラフトやフォートナイトやエイペックスを遊びたいのであっても、ギリギリまかり通るのです。
RTX4060は不人気だからこそ選ばれた
そこで肝心のグラボがRTX4060という、また絶妙なラインを責めているという点。これは前作のRTX3060よりも20%以上の性能であるものの、RTX3060Tiよりも少しだけ性能が劣るというモデルとなっているのです。
でもこれを逆手に取れば、不人気であるものは安価で購入出来るというもので、微妙なCPUとGPUとの構成になるのですが、内蔵GPUと比べれば遙かに性能は勝る構成なのです。
個人的には「買い」の構成
今回私は、この2つの構成の組み合わせで算出したのですが、B550チップセット搭載のマザーボードでメモリは32GBでSSDを1TBで電源ユニットを650Wを構成してみると・・・なんと9万円相当でゲーミングデバイスが組めると判明。
これは・・・意外にもイケるんだなと思いましたね。ゲーミングデバイスのエントリーモデルとしてはかなり優秀な構成ではないかと。