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「PCの電源ボタンを押すとランプは点灯するけれど、画面は真っ暗なまま…」そんな経験はありませんか?通電はしているのに起動しない場合、原因は多岐にわたりますが、意外と見落としがちなのが電源ユニットです。
目次
PCが通電するのに起動しない?意外と知らない電源ユニットの影響
起動しない原因は多岐にわたる
PCが起動しない原因としては、以下のようなものが考えられます。
- ケーブルの接続不良: 電源ケーブルやディスプレイケーブルがしっかりと接続されていない
- パーツの故障: マザーボード、メモリ、グラフィックボードなどのパーツが故障している
- BIOSの問題: BIOSの設定が原因で起動できない
- OSの破損: オペレーティングシステムが破損している
- 電源ユニットの故障: 電源ユニットが正常に機能していない
意外と多い?電源ユニットのトラブル
上記の原因の中でも、意外と多いのが電源ユニットのトラブルです。電源ユニットは、PCに必要な電力を供給する重要なパーツですが、以下のような問題が発生することがあります。
- 電力不足: PCに必要な電力を供給できない。
- 電圧の不安定: 電圧が不安定で、パーツに悪影響を与える。
- 故障: 経年劣化や故障により、正常に機能しない。
特に、高性能なグラフィックボードやCPUを搭載している場合、より多くの電力が必要となるため、電源ユニットの選定は重要です。
某PCパーツショップの事例
過去には、某PCパーツショップがBTOパソコンに搭載した電源ユニットが原因でトラブルが多発した事例もありました。具体的には、以下の点が問題視されました。
- 低品質な電源ユニットの採用: 安価な低品質の電源ユニットを採用していた
- 電力容量の不足: 高性能なパーツに対して、電力容量が不足していた
- 品質検査の不足: 品質検査が不十分で、不良品が混入していた
この事例から、電源ユニットの品質がいかに重要であるかがわかります。
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高額なPCでも品質の良い電源ユニットを搭載していないショップが多かったですね、BIOSに表記されない部品はコストカットされがち
電源ユニットを選ぶ際の注意点
電源ユニットを選ぶ際には、以下の点に注意しましょう。
- 必要な電力容量: 搭載するパーツに必要な電力容量を確認し、余裕のある製品を選ぶ
- 品質: 信頼できるメーカーの製品を選ぶ
- 80PLUS認証: 80PLUS認証を取得している製品は、電力変換効率が高く、省エネ性能に優れている
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メーカーで迷ったらANTEC(アンテック)がオススメですよ
まとめ
PCが通電するのに起動しない場合、まずはケーブルの接続やパーツの取り付けを確認し、それでも解決しない場合は電源ユニットを疑ってみましょう。特に、BTOパソコンを購入する際は、電源ユニットの品質にも注意することが重要です。
もしご自身でのトラブルシューティングが難しい場合は、専門の業者に相談することをおすすめします。
故障で多いのはマザーボード>メモリ>電源ユニットかな