お客様のご要望で、Nintendo Switchのジョイコンスティックのアナログスティックを分解したものを観てみたいとの事でしたので、行い写真として残しておきたいと思いました。私も交換作業は行っていたものの、分解はしたことがありませんでしたので。
まず分解と言えど、アナログスティックはシンプルな構造ですので鉄のプレートをピンセット等で爪を外せばカンタンに取り外せました。中身を観察すると、中身も非常にシンプル。
金属や突起部品が接触して信号を送るシートはこちら、黒く塗りつぶされた部位が上下左右に反応するもので丸い銀色のボタンは深く押し込むとアナログスティックで言うLRの3番目のボタンとなる箇所ですね。
操作部位に関しては、接触箇所以外は全てプラスチック製となっておりました、意外にも構造が理解しやすいものとなっておりました。
各部品を外すとこのような部品で構成されていました。ワッシャーの様な鉄製の輪っかとボタンを押すと戻るスプリング。内部にはグリグリと動かせば上と横に金属製のスライダーが動く仕組みです。
これが摩耗してセンサーに誤動作が起こるのは謎ですが、どちらにしてもこの部位か青いシートのセンサーの黒塗り箇所にずれが生じして誤動作となるのは間違いないでしょう。
このように、故障した箇所を分解してみると、修理を行う意味としてご説明がしやすいですね。このプラスチック製のスライダーと接触板となるシートの経年劣化によるアナログスティック交換、今後もご依頼は絶えなさそうですね。