北海道新聞の有料記事になるのですが、非常に興味深い取り組み。
【帯広】帯広市は、不登校の小中学生がオンライン上の仮想空間(メタバース)で学ぶ教室「ひろびろチョイス」を5月にも開設する。児童生徒が仮想空間内のキャラクター「アバター」(分身)を動かし勉強すると、在籍する学校の出席扱いになる。
北海道新聞「アバター動かし勉強、出席扱いに 帯広市、不登校の児童生徒向けに仮想教室」より引用
これは、不登校の小中学生に限定されるものですが、タブレットを使って仮想空間の中で授業を受けたりチャットで会話が行えるという仕組み。これってメタバースの使い方としては最適だと思うんですよね。
接する事が困難な方が、メタバースを利用することで人と繋がる事が出来る。もし実際に会ってみたい人が見つかれば会ってみるのもいい、この取り組みは継続が出来れば成功しそう。
メタバースは市場では導入されにくい
一方で某大手携帯会社や某最手SNSでは、メタバースの扱い方をビジネス(商用)として取り組まれておりますが、ビジネスモデルで大成出来た仮想空間は非常に少ないと考えてしまうのは私だけではないはず。
市場はチャットと音声が主流
利便性は無限大だと考えられていますが、全ての対象者と考えれば仕切りが高いのが事実であり、個人的にはメタバースのような仮想の世界は必要としておらずLINEやZoomだけでも十分に便利だと感じておりますので、その中でも最近では安易に利用可能なDiscord(ディスコード)が爆発的にユーザー数を増やしており、私にとっても現代人にとってもこの程度が都合が良いようです。
因みにこのDiscordは、特定のゲームに参加しするだけで有力な情報を手に入れる事も出来、承認すれば声で会話も出来る事から、TwitterやwikiやSkypeを統合したようなサービスとなっており、これが制限無く無料で利用する事が魅力。
つまりはゲームを目的としなくてもDiscordさえ導入しておけば、ビジネスや学習にも使えると考えてしまうのですよね、なにせ低スペックのスマホでも容易に利用可能なのが評価できるポイントでもあります。
私がDiscordを好む理由
そんな私が、何故ここまでDiscordを推す理由としては「単純に時間が無いから」という、仕事を終えた後にVRゴーグル?アバターを使った仮想空間?いやいやいや・・・時間が無いのですよ。
主にゲームを目的に利用しておりますがDiscordは「通知機能」が優秀なので、通知の内容が気になれば詳細を読み、時間があればゲームに参加をしたり、参加しているユーザーでの議論や進捗を読むだけでも楽しい、きっと仕事じゃないからだとは思いますが楽しい。
娯楽としてのメタバース、学習としてのメタバース、お仕事としてのメタバース、これらは興味のある利用者が扱えば良いことかもしれませんが、需要が満たされていない状況では上記のような「不登校の小中学生に限定」する事が大きな一歩ではないかと思ってしまいました。
もしかすると普通に登校されている人よりも、不登校者の方が最先端のスキルを得てこれからの世の中で順応しやすい人になるかもしれませんね。
この企画は長続きして欲しいと願うばかりです。