「ここに電話をしてしまったんだけど大丈夫かな?」
そう仰ったのはこれで4回目のご依頼のお客様、しかも全てサポート詐欺に関連する被害に遭われております。今回もプリペイドカードの購入まで至らなかったので未遂と言えば未遂なのですが、お電話をしてはいけない事、またブラウザの画面を閉じる方法までを全てお伝えしていたのですがその操作は行わなかった様子でした。
このようなケースはお客様自身がPCのスキルがあると思い込んでいる事が多く、日頃からネットで知識を蓄えている事で、そんな筈はないと思われている方が何度もお電話をしてしまうようです。
よって、相手先の詐欺業者にも詳細に内容を伝えるものの、結果として遠隔操作を行われてしまう、という流れになっております。
この場合、私のアドバイスの方法が間違っている可能性もあり「このような画面が表示された場合はこのような操作で画面を閉じて下さい」とのキーボードだけの操作を行うよりも、過去のブラウザの履歴から再度サポート詐欺の画面を表示させ、完全に操作を覚えていただくまでご指導を行う必要がありました。
つまり、かもしれない操作よりも実際の画面を何度もご本人様が完全に理解するまで操作をさせた方が良いという結論に至りましたが、このように何度も被害に遭われる方はこのアドバイスを受け流している可能性もあると学びました。
ご本人様のPCスキルがあるのは理解出来ますが「こんな簡単な事で」という事を受け流す事をせずに、しっかりと何度もレクチャーを行う事を努めたいと思います。