JVN(Japan Vulnerability Notes )での調査にて「エレコム製ルータにおける認証不備およびOSコマンドインジェクションの脆弱性」が起こっている様子。エレコムではこの問題を以下の内容で公表しており、Wi-Fiルーターの利用を止めて欲しいとの事。
対象製品のアップデートサービスは終了しております。お客様が気づかない状態でも悪用される場合がありますのでセキュリティ保護のため対象製品のご利用を中止いただき、現行製品への切り替えをご検討いただけますようお願い申し上げます。
お客様に大変ご迷惑をおかけしますことを深くお詫び申し上げます。何卒ご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。
エレコムの「無線LANルーターなどネットワーク製品の一部における脆弱性に関して」より引用
この引用に書かれております「アップデート」というのは「ファームウェア」の事を示しており、【提供が終了したので買い換えてね】という内容になっているのですが、エレコムのルーターは度々ファームウェアの脆弱性において攻撃を受けやすい問題が相次いで発生しております。
そもそも、販売して5年目となるWi-Fiルーターを「発売後年数が経過している製品であり〜」と書いているメーカーってどうなんでしょうね。また「製品の不具合ではない」と書かれておりますが、ファームウェアも製品の一部ですので、このような姿勢と対処を続けるならばエレコムのWi-Fiルーター離れはより加速する事でしょう。
今回私がこの記事をかいたのは、度重なる不具合と安定しないファームウェアを提供しているメーカーはエレコムに至らず通信機器の事業から撤退するか、ファームウェアをゼロから再構築するかの行動を起こして頂けなれば、消費者もメーカーもどちらも幸せにならないと思うんですよね。
家電量販店で安価で購入出来るありがたいWi-Fiルーターなだけに、今後も頑張って頂きたいと思いつつ、現在も私が推奨するWi-Fiルーターはこれからも国産以外の製品を推奨する意味をご理解頂ければと思います。
「国産の機器が最高!!」と言われていた時代は終わりましたからね