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家電修理人「今井和美さん」の動画を観てみましたが、これは凄いとしか言い様がない

家電修理人の
修理の動画を観みたよ

秘境の家電修理人で一躍有名人になった「今井和美さん」のテレビ番組で取り上げられた映像を一気見してみましたが、凄かったですね。

いやぁ、何が凄いって家電の修理って直せる人は世の中で沢山いるはずなんですよ。それでもこの方がピックアップされる理由は一つで、めちゃくちゃ面倒な作業も笑顔で直す、これに尽きると思うのです。

例えば、最新話で東京から車で7時間かけて飛び込み訪問されたお客様が「成人になる子供の初めて海に行った子供のホームビデオが残っている、Blu-rayドライブを直してほしい」とのご依頼があったのですが、普通は基板交換が出来ないモデルではお断りされるはずなのですが、この今井さんは違います。

「どれ?ハードディスクをコピーしよ、でもこれが回らな(動かな)かったら最悪で」とディスククローン機器を取り出してダメだと判断したシーンがあります。このオチとしては「バットマスターハードディスクだぁ、えへへぇ〜」と笑いながら、修理が無理である事を諭したのです。

これを観て、羨ましいと思ったのが今井さんは笑っても許して貰える存在というのが大きい。それは紛れもなく彼の個性ですので、それを許せる人柄に技術力が合わさっている事にもあります。

だって若者が修理屋を初めて「えへへ、これはバットマスターハードディスクですよ?」なんて言ったらブチ切れる人が居ると思うんですよ、まさに年齢相応の職人さんならではの許して頂けるのは長年の功の特権が含まれていると思うのです。

あとは有名税という事ではありませんが、町の修理屋でこの作業を承る事をしない理由は、確認に時間を要するのに、確認費用は無料だと思われている人が多い世の中にあると思います。

こうすれば直るかもしれない、という確認を要する時間はワンオペ経営店にとっては一日の半分を要する事があります。もちろんこの時間以外にも電話対応や他の修理品のお渡しの準備などを行う必要がある事から、無償では難しいのです。

因みにこの家電修理人の今井さんは修理が無理でも確認費用は頂いているようです。これを技術が追いつくまでの修行期間と考えて無償にするか、数分で確認が行えるのであれば無償でと考えるのかはこれからこの修理業界で開業される方の課題となります。

私も開業して13年が経ちますが、この確認から検証、検証から修理までが行えるかは途方もない数の修理で学びましたが、その結果はGoogleで検索しても未だに出てきません。我々のような修理業界では「場数(ばかず)は手数(てかず)」と呼ばれているような造語が、修理歴50年の今井さんの腕によってはその修理を行えるという喜びに変わっているのですから、敵う訳がありません。

修理で直せるという一筋の光を増やして頂けた事に感謝、これからも様々な修理の様子をテレビ番組で今井さんを取材をして頂ければ嬉しいですね。

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