連日と言っても過言ではないご依頼で、特に教員の方が圧倒的に多い修理が「記憶媒体のデータ復旧」もしくは「記憶媒体のデータ移行」です。
これらはインターネット環境を制限された環境下で利用しなければならない教職員の方はクラウド環境の構築が行えない事から、バックアップは従来の外付けハードディスクかUSBメモリでバックアップ作業を行っているらしく、利用頻度が非常に多いことから一般よりも4倍以上の稼働率となっており、偶然での故障ではなく必然的に読み込みが行えなくなっている状況が多く見受けられました。
二年に一度は記憶媒体を入れ替えること
ここで記憶媒体の平均寿命とは一般的には7,000時間と言われておりますが、この辺りは先日書きました記事を参考にして頂ければ幸いですが、教職員の方はあっという間にこの平均寿命を越える使い方をされており、通常よりも利用頻度が高いことから短命である事が分かりました。
その理由として、一般の方と比べて「パソコンの電源のOFFとONが多い」という事になるようで、教職員の大半の方が5000時間利用したハードディスクは5000回電源を入れている結果となっておりました。
記憶媒体の取り外しはパソコンの電源を切ってから
これが故障の原因に繋がるかと考えれば、パソコンの電源を切るよりも記憶媒体を取り外すタイミングが動作中である事、または動作を停止しても通電している状態で切断(USBケーブルをパソコンから抜く行為)を行うと、経年劣化の有無に関わらず故障してしまう確率が高くなっていると予測します。
つまり記憶媒体はパソコンの電源を切るまで抜かない事が一般的には効果的であり、これを徹底するだけでも故障のリスクは格段に下がると思われます。
記憶媒体は交換よりも複数台管理することが有効
では壊れてからでは遅く、いつ破損するか分からない状況に怯えながらのご利用は業務に支障をきたしますので、どうすれば良いかと言えば、常に2台の記憶媒体を常備して定期的にミラーリングを行う事が有力と考えます。
最近ではハードディスクもUSBメモリも安価で販売されておりますので、以下のようなフリーソフトのミラーリングソフトを活用して、ボタンを一回押すだけで簡易的にかつ完全にバックアップを行える環境を構築することです。
ご自身のデータはご自身で守るしかないのですよね、媒体が故障してデーターを失ってからでは確実に復旧が行えるかはお約束出来ない事がありますので、是非ともこれらの方法を頭の片隅にでも入れて頂けると最悪の状況は確実に回避出来ますよ。
パソコンの電源を入れっぱなしに出来ない理由があるのですね