Type-Cモデルで増える「電源が入らない」ケースを対策する
最近では、ノートパソコンの電源接続箇所がType-Cモデルが増えてきています。それに伴い、電源が入らなくなるケースが増加しているようです。
その原因は様々ですが、数ヶ月放置していた場合に多いのが、バッテリー残量が完全に空の状態になってしまうことで起こる「充電すらされない」状況です。これは、バッテリーを繋ぐケーブルが正しく認識されなくなっているかバッテリーの放電状況が原因と考えられます。
対処法
- 内部のバッテリーを繋ぐケーブルを取り外して、再度取り付け直してみてください(←開墾作業は必要ですが一番効果大です!)。
- Type-Cケーブルを交換してみる。
- それでも解決しない場合は、メーカーに問い合わせるか、修理に出すことを検討しましょう。
Type-Cモデル特有の注意点
Type-Cポートは、データ転送、映像出力、充電など、様々な用途に使える便利な規格ですが、その分、接続する機器やケーブルとの相性問題が発生しやすくなっています。
- 純正のACアダプターとケーブルを使用する 純正品以外を使用すると、電圧や電流が不安定になり、充電ができない、あるいは故障の原因となる可能性があります。
- Type-Cポートの状態を確認する ポートにホコリや異物が詰まっていると、充電ができない場合があります。エアダスターなどで丁寧に掃除してください。
- パソコン本体の温度を確認する パソコン本体が高温になっていると、保護機能が働いて充電が停止することがあります。
- BIOSをアップデートする メーカーのウェブサイトで、お使いの機種に対応した最新のBIOSが公開されているか確認し、アップデートすることで改善される場合があります。
その他
- 上記の方法を試しても電源が入らない場合は、マザーボードやバッテリーなど、ハードウェアの故障が考えられます。
- バッテリーの寿命は、使用状況や環境によって異なりますが、一般的には2〜3年程度と言われています。
- Type-Cモデルに限らず、ノートパソコンのバッテリーは消耗品であることを理解し、定期的な交換を検討しましょう。
予防策
- 長期間使用しない場合は、月に一度は充電を行いましょう。
- バッテリー残量が完全にゼロになる前に充電するようにしましょう。
- 高温多湿な場所での使用や保管は避けましょう。
Type-Cモデルのノートパソコンは、便利でスタイリッシュですが、電源トラブルも発生しやすいことを理解しておく必要があります。 日頃から正しい使い方を心がけ、トラブル発生時には適切な対処をすることで、快適にノートパソコンを使用することができますので慌てずに頂ければ幸いです!!