昔から「遠隔操作」という言葉はありますが、修理業界では初歩の初歩で考案するものの、需要が無い事で大手だけがやっている感がありましたが最近は少しずつですが変化が起きております。
この記事を書くきっかけとなったのが、先日LINEでアプリケーションの設定と認証を行う必要のあるパソコンにリモート操作を行うご提案を行った所、即時ご承諾を頂いたのです。
この記事を読んで「それで?」と思われるかも知れませんが個人的には驚いておりまして、車でもテレビでも調子が悪ければ現物を直接拝見しなければ問題は解消されない事から、それはパソコンでも同じ事。
それがパソコンでは直接お持ち込みされて診断を行う事が結局一番の解決方法だと思っておりますが、一方で遠隔操作では「操作方法を教える事」や「トラブルを診断する事」には需要は無いと思っていたので変わった対処方法に驚いた、というのが理由になります。
修理を行っていて毎年思うのが、皆様のパソコンの操作スキルが日々格段に上昇しているという事にありますね、それは「ちょっと教えて欲しい」事であればグーグルで検索すれば解消される時代に遠隔操作でご依頼が無くなるのは極当然の事で、一方で特殊な知識がないと解消しない問題に対応出来る人が、遠隔操作として解消させる事に注目が集まっている感覚です。
現に私へのご依頼では主にソフトウェアやWebコンテンツでの「アカウントの新規登録」や「アカウントの設定及び管理」が着実に増えております。これらはもちろん、お客様の個人情報の入力はご本人を行って頂いたり、確認をさせて頂く許可があっての作業となりますが、こんな所に需要があるとは思いもしませんでしたね。
もちろん遠隔操作とは言えど実際の作業料金でご提案させて頂いておりますが、来店頂く手間が省けることでお客様にもメリットはあるようで、最近ではこれらのご依頼が増えたお陰で店内で引き籠もって遠隔操作で登録代行や設定やインストールを行っております。
時代が変わればご提案も変わる、日々教わる事は多いですね。