本年度の営業が終了した当店ですが、気が付けばコロナで始まりコロナで終わった一年でしたが、実際にはどのような影響が当店にあったのか、過去の記事を踏まえて一年を振り返ってみたいと思います。
コロナの記事を初めて書いたのは2月24日
当店では2月24日に【苫小牧市内での新型コロナウイルス感染症の拡大を抑えるために】という記事が初めてコロナ関連の記事を書きました。
この時は、根拠無く終息が見込めると思い込んでいたのかもしれません。その後の記事では、4月に緊急事態宣言により当店舗も休業要請が入ったと見なし、結果として休業にならなかった【休業要請とは何だったのか、徹底的に調べて分かったこと】をお読みになって頂ければ分かるかと。
この時はなんと言うか・・・矛盾を感じましたよね。「修理店は休業要請非対象です」と関係者に言われ、お客様のご来店が見込めない環境で営業を続行させるという内容でしたが、結果として2019年から50%を割る月は2020年7月のみでした。
これが不思議なんですよね・・・なんでコロナ禍になって売上が上がったのか・・・と思われがちですがそれは次の内容でご説明します。
テレワーク需要でPCの納品が大幅遅延
「ピシコさん、8月に依頼した内容のパソコンはまだ届かないのでしょうか?」・・・このようなお問い合わせが非常に多かったのも、新型コロナウイルスの影響が大きかったです。
これらはテレワーク導入支援が加速し、加えて学習塾等でもオンライン授業化が進んだお陰で、パソコンがどえらく売れたそうです。因みに当店は既設のパソコンを修理またはアップグレードを行う事に注力しましたが、思いの他ご依頼が多かった気がします。
因みに、パソコンが届かなかった理由は販売元で問題が三つあったそうで、一つ目は生産工場で一定量の部品が確保出来ていない事、二つ目は社員がコロナの影響で数ヶ月勤務が行えていなかった事、三つ目はモデルチェンジ時期と重なり一定量の部品数を意図的に減らしていた可能性ありという事、でしょうか。
一言で【需要があるのにコロナで人手も足りずに部品もない】状態だったという事ですね。
オンライン化需要で監視カメラ設置依頼も加速
当店が実験的に取り入れたのが【Tapo C200を防犯カメラとして多数設置してマルチモニタで運用の準備をしてみました】という記事。
これは当店の監視カメラを安価なものでもしっかりと監視が行えて、新しい機能が実装されている事が理想でしたが、まさかこの記事を書いてからWi-FiルーターとWi-Fiカメラの設置依頼がもの凄く増えた事も実験しら結果が実った感じです。
これはオンライン化が常識となった現代で、外出が困難になった経営者にとってはピッタリのアイテムだったみたいですね。今まで十数万の費用がかかっていた監視カメラ環境が一万円前後で揃うんですからね。
良い時代になった反面、これがビジネスモデルとして確立しにくかった内容でしたので、記事でご紹介させて頂きましたが、これが逆にこの内容でご依頼頂けるとは思ってもいませんでしたね。
教訓ばかりの2020年
兎にも角にも試された一年となりましたが、持続化給付金や家賃補助給付金などを政府が対応して頂けた事で、当店も乗り切れた一年となりました。
「ピシコさんのお店はiPhone修理が安いので助かります」と仰られるのは非常に嬉しい限りで、その反面で、この価格を維持するには別の収益も考えなければ乗り切れられない時代に突入しておりますので、今後もお求めやすい価格でのメニューをご提案出来れば良いな、と思っています。
個人的にはiPhone修理は業界的に【頭打ち】の時代に入っていると思い、iPhone修理で儲けてはいけない時代に突入したのかな、と修理を始めて9年目で実感しております。
これからもお求めやすい価格をご提供するために、更なる仕入れ先を開拓してゆきたいと思います。
来年も宜しくお願いいたします!