何もしないんですけどね

昨日、お休みの告知をさせて頂きまして本日は定休日となりますが皆様は如何お過ごしでしょうか。お仕事の方、お休みの方、それぞれおられると思いますが、最近はコロナコロナと念仏のように連日ニュースで取り上げられているように世間では週末限定で外出自粛となっており、ストレスも溜まりやすい時期だと思いますが頑張って乗り切りましょうね。

そんな私ですが、年末年始やお盆休み以外での土曜日の休暇と言うのはなんとも10年振りだったりします。つまり開業してからは土曜日のお休みを取得したことないのです。まぁ、当然と言えば当然なのですが世間では普通の事なのですが私は朝からソワソワしています、「あれ？今日・・・休みにしたんだよなぁ・・・」と。そんな事を考えておりますと、以前に家電量販店で働いていた時の事を思い出すのです。

それは後輩であったA氏の事なのですが、僅か半年で辞めてしまった出来事を今回はふと思い出したのでお話したいと思います。

他のブログでも書いた気がするけど・・・まぁいいかな

家電量販は土日がイチバン大事

これは理美容業界でもアパレル業界の方も同じ事かもしれませんが、家電量販店では土日が最も家電が売れる曜日となっており、この日にお休みを取られる方はほとんどおりません。その為、最初からこの業界でお仕事をされているのであれば違和感なく務める事ができるのですが、土日祝日がお休みであったサラリーマンのような方が転職されるとかなりストレスの様子です。

そんな中、転職で家電量販店のパソコンサポートスタッフが入り年齢は当初では30代半ば、私はその時は20代後半でした。転職とは言え、最も働き盛りの年頃で妻とお子様がおられたそうです。そんな彼を研修時代から付き添っていた時期もあったのですがとある日に、ボロボロと泣いたそうです。その理由は「私にも子供が居るのですが、日曜日の夕方にパソコンの配送設置を行っているときにお客様のご家庭が和やかに過ごしている様子をみて、私は自身の子供には日曜日には何もしてあげられていない・・・」と言っていたそうです。

そうきたか、と思いましたね。

結局その後輩は、お客様の日曜日の過ごし方を見て羨ましくなったのででしょう、あっさりと退職されてしまいました。さて・・・この内容を読まれてどう思いますか？色々と思うことがあるのですが、当初私が言ったことははっきりと覚えているのですが「えっと・・・それが仕事ですよね？」と伝えた気がします。

これを読まれている方は私が何を言いたいのかはご理解頂いているかと思いますが「お仕事をすればお給金が頂けるということ」は分かりますよね。そして、そのお給金でお子様と奥様を支えると思っていますので、もしそのお子様が日曜日にお出かけしたいと思っている事があれば、まずは父としてのやるべき事を果たしてから物を言えと言いたかったのです。当初の私も若かった事でカリカリした態度になってしまったのですが、この内容ばかりは今でも変わらないのです。

お子様は時として、親よりも大人な一面を見せます。

親が苦労して居るときは十分に子供にも伝わるときがあり、私が7歳だった時に家庭が貧しい時期があったのですが、そんな時世間ではビックリマンチョコのブームが到来。私もチョコが欲しくても親にはねだれない、そんな時はご近所のビール瓶やコーラの瓶を頂き、一本5円や10円と近所の商店でコツコツ換金してチョコを買いました。

生きることに必死なのはお子様でも同じ、ですので大人は勝手に「子供は何もできない」と決めつけない方が良いと思いますよ。甘えているのは自分自身だという事、私がその後輩の息子だったのなら「お父さんお給料・・・今月ないの？」とそっちの方が不安に思うのですけどね。

土日のお仕事をするお仕事。それを選んだのはあなたです。

久しぶりに土曜日のお休みを頂き、このような事を思い出しましたね。