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当店は他の修理店で断られた最後の砦になったようです〜民家が並ぶ中の小店舗でも行列が出来た〜

パソコン修理

ここ最近、難解な修理のご依頼が多い、というよりは難解なものだけになっている気がする。理由は簡易的な修理はネット動画で公開されていたり、フランチャイズ系の修理店が増えた事にあると思います。

この情報を知った前提として、お客様が「どのお店でもメーカー修理ですねと断られて」と仰り最後の砦としてご来店されるケースが増えたのです。

これを理容室や美容室で例えるならばクイックカットのお店が修理業界でも増えたのでしょう。リスクを取らない簡易な利益率の高い修理をメインとしている事に注力している様子で、一昔前では家電量販店で行っていたパソコンサポート業務が市場では兼務として出回り始めた事になります。

当店も13年前に開業した当初ではハードディスクの交換やBTOパソコンの制作程度の業務でしたが、最近は20年前のパソコンを修理したり、薄型で交換が困難な液晶パネルの交換や、液晶画面開閉部(ヒンジ)の修理だったりと、他店では利益率に直結しない修理、つまりは難儀な修理を承っています。

正直に申し上げると、非常にありがたい。

これは居酒屋チェーン店が隣接させて出店している現状と似ており、商圏を固める意味では共存する事は有効なんだとか。そんな事からiPhoneを修理する店舗が増えた事で、市内に修理店があると知らずに札幌に出向いていた人が減少傾向になった事実があります。

これにより学生さんは駅前で修理するようになった反面、当店には海外からのお客様が急増された事で、SNSでは英語表記でご案内をするほど。最初は戸惑いましたが他言語は話せなくても意図は伝わり、面白い事に最近ではジェスチャーだけで分かるようになりました。

そしてなにより継続出来ている理由は「なんでも屋」精神だったり、「YouTubeでは解説出来ない」修理のスキルをコツコツを積み上げてきたからでしょう。

ただここで勘違いしてはいけないのは「修理は誰でも出来る」という事。それでもご依頼が絶えないのは破損するリスクを恐れているからだと思います。

当店での最大のウリとなる対面修理では目の前で開墾かいこんし修理を行う様子をご覧頂く事で、一緒に修理を行っている感覚になって頂くことを重視しています。これを「手の内を明かす事はしたくはない」と線引きした店舗が淘汰されてきたと思います。

工場見学でものが作られる工程が面白いように、修理見学も同様なのです。希に、小さなお子様が興奮して修理用のピンセットを持ち上げ私の右腕に突き刺してきたときはアサシンかな?と痛い記憶もありましたがそれも一興です(嘘です、怖かった)。

そんな事で、こんな民家が並ぶ場所に佇む店舗でも嬉しい事に週末には修理待ちで数名お外で並ばれる事もあるのです。必ず何処かに修理を行って頂けるお店があると信じて探した場所がここにあります。

これからも部品を海外から仕入れなければならない困難な修理でも、お受け出来る修理は行ってゆきたいですね。

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