
今日はちょっとお知らせと、それにまつわる個人的な話をさせてください。
実は、5月28日(水)を臨時定休日とさせていただくことにしました。
理由は、「札幌へ仕入れに行ってきます」という、まあ商売っけ満載の理由です(笑)――いやいや、でもこれにはちゃんとした背景があるんです。
■なぜ“仕入れ”に行くのか?
最近、お客様との会話の中でよく出てくるのが「相場ってどれくらいですか?」という言葉です。
例えば、「このスペックの中古パソコンなら、○○では4万円で買えたよ」という声。けれど、その情報がネットのセール価格なのか、実店舗の在庫処分品なのか…その“根拠”がぼやけていることが多いんです。
それなら、自分の目で見て、足で回って、確かな「相場感」をつかんでこようじゃないか、と。
これが、今回の臨時定休日の本当の目的です。
■苫小牧だけを見ていると、見誤ることがある
地元・苫小牧市内だけの価格帯を基準にしてしまうと、実はちょっと偏った相場感になってしまうことがあります。
正直なところ…最近は中古パソコンの価格がじわじわと上がってきているように感じています。
理由はおそらく、グラフィックボードの高騰や新品パソコンの価格上昇。
でもね、冷静に見てみると、店舗ごとの独自価格である場合も多く、「ほんとうにこれが今の“相場”なのか?」と疑問に思うこともあるんです。
■札幌や郊外の店舗に行って見えたこと
先日も、札幌や近郊のハードオフやビッグバンといった店舗を回ってきました。
驚いたのが、PCケース(いわゆる自作向けの筐体)が、ズラリと並んでいたこと。
「ああ、自作PCを組む人が増えてきたんだなあ」と、ちょっと嬉しくなりました。
これって裏を返せば、「完成品PCから自作PCへ」というニーズの変化、
つまり“作りたい人が増えた”ということなんですよね。
そしてそこには、明確なニーズとトレンドの流れが見えてきます。
■どんなパソコンが売れていて、どんなものが売れ残っているのか
たとえば、店頭でよく見かけるパソコンのスペックが「Core i5 第6世代」とか「8GBメモリ+SSD 240GB」とか。
これがどれくらいの価格帯で出ていて、どのメーカーのものが多いのか…
実際に見て回ることで、「どんな中古PCが“売れ筋”なのか」が感覚ではなく、データとして体に染み込んでくるんです。
■臨時定休日は、未来のお客様のために
こうした仕入れの旅(というとちょっとカッコよく聞こえますが…実際は軽バンでガタガタ走ってます)をすることで、
より納得感のある中古パソコンの価格設定ができるようになると思っています。
競合調査ではなく、「お客様に信頼してもらうための裏づけ」を取りに行く――そんな時間にしたいのです。
■今後も月に1回ほど、定休日をいただくかもしれません
今後は不定期ではありますが、月に1回ほど、平日に臨時定休日を設ける予定です。
札幌だけでなく、もう少し足を伸ばして、地方の動きも見てみたいと思っています。
いつもご来店いただいている皆様にはご迷惑をおかけしますが、
どうかご理解いただければ幸いです。
■最後にちょっと余談
ちなみにこういう仕入れの帰り道って、実はちょっとした「ご褒美タイム」だったりします。
回転寿司にふらっと寄って、ひとりでお疲れ様会したり。
「出張のついでに」なんて言いながら、ちゃっかり工具屋さんで使いもしないパーツを衝動買いしたり…。
…結局それ、仕入れの意味あるのか?って話なんですけどね。
でも、そういう時間があるからこそ、またがんばれるんです。
というわけで、5月28日は臨時定休日です。
仕入れの報告も、またどこかでお伝えできればと思っています。
これからも、地域に根ざした「リアルな修理屋」として、
小さな努力をコツコツ続けていきます。どうぞよろしくお願いいたします。