「海外が進んでいる」と言うよりは日本が遅れている気がします。
例えば10代のアメリカの学生さんは親に電子マネーでお小遣いを送金してもらい、割り勘の際も電子マネーで決済しているそうで、少し前の中国と同様の動きが市場になっているようです。
日本はPayPayが一般化されましたが
日本では「PayPay」が覇者となりましたが、日本国内の銀行は積極的に電子マネーを採用しておらず、そこに着目したZホールディングス(ソフトバンクグループ子会社)はジャパンネット銀行をPayPay銀行に変えてまで、若者へPayPayの導入をコンビニなどに積極的に訴求を行っている様子で、地方銀行は出遅れた感が否めません。
一昔前では「え?PayPay(ジャパンネット)銀行?そんな銀行に振り込めるの?」なんて言われておりましたが、現在では全く言われなくなりましたし、今の10代が社会人として企業や店舗で勤める事になった時には、電子マネーでの送金を導入する流れとなりそうだと予測されているようですが、そんな難しい事を考える前に電子マネーを利用が行える環境を完璧に導入しておかなければ、世の中で渡ってゆけないと考えてしまいます。
また、今回のオリンピックでは無観客となった事で、電子マネー決済の動きは鈍化しましたが、コロナの影響がなくても感染防止としては電子マネー決済はかなり有効だと思うんですよね。
では「クレジットカード決済ではだめなの?」と言われると、カードには審査がある事で10代の若者にとっては今となっては必要なものではなくなってきているものだと感じられますが、もしあるとすれば(銀行口座に)お金がない方にとっては助かる程度でしょう。
全てはPayPayの決済手数料次第
一方で、PayPayは加盟店舗に対して決済手数料を10月1日に有料化する流れとなりますのが、大手スーパーなどでは手数料次第では率先的に訴求しない流れとなる可能性が出てきているそうで、当店もクレジットカード決済と同様の利率であればPayPayを積極的に訴求する事は辞めるかもしれません。
ここが日本と中国の大きな差であり、中国では決済手数料は0.6%前後と非常に低い決済手数料となっており、日本ではおおよそで2〜3.5%となる予測となっている事から、結局は電子マネー決済を行う会社が一人勝ちするような仕組みにあれてしまうと、景気が良い訳ではない日本企業にとっては現金が主流の時代に逆戻りとなってしまう可能性も考えられます。
日本国内は通貨や紙幣は偽造しにくい素晴らしい技術である事は重々理解していますが、電子マネー決済が一般化しない国というのは、なんだか「むず痒さ」を感じてしまいますね。