修理をご依頼される方であればご了承される内容かもしれませんが、iOS14.4から非正規品のカメラモジュールを交換すると警告が表示されるとmacrumorsの記事で明らかになりました。
これは非正規品の交換を行った事をアップルが把握するためのものであって、修理店としてはしっかりとご説明を行えば誤解を与える問題にはならないと考えております。
今回は困惑する人と考えられるのが、メルカリなどのフリマアプリを使った中古販売を個人で行っている方でしょうか。今回のiOS14.4以降にバージョンアップする事で修理歴が明らかに分かってしまう事から、ガイダンスをしっかりと行う必要がありそうです。つまり、正直にお伝えすれば良いと言うだけのことです。
iOS13.1以降は液晶ディスプレイ交換で警告
既にiOS13.1以降は、iPhone11以降の端末で液晶ディスプレイの交換を行うと一定期間警告画面が表示されるとの事です。因みにロック画面には4日間、設定画面には15日間表示されるとの事です。
「iPhone 11」、「iPhone 11」、「Pro」、および「iPhone 11ProMax」デバイスに表示されるという新しいサポートドキュメントでAppleによって概説されました。メッセージの詳細はiOS13.1リリースノートにも含まれており、この機能がiOS13.1アップデートで有効になったことを示唆しています。
翻訳(英文) : macrumors.com
Appleによると、警告は情報提供のみを目的としており、「iPhone」やディスプレイを使用する機能には影響しません。修復後、デバイスが使用された最初の4日間はロック画面に通知が表示され、その後15日間は設定アプリに表示されてから、[一般]> [バージョン情報]に制限されます。
つまり今後のiPhoneについては、修理を公に表示させる事と承認プログラムを適切に申請しなければ一部の機能が利用出来なくなる可能性があるとの内容も冒頭の参考記事で明らかになっておりますので、修理店としては適切に対処を行う必要がありそうです。
これらは一見、修理店泣かせのように感じますが一番の課題は【これらをお客様が納得されるのか？】という内容になります。今後はこれらをご承諾頂けるのであれば、身近で手軽な民間の修理店をお選びになるか、それとも正規修理店に郵送でお送り頂くかのご判断となりそうです。
当店としましても、適切に対処を行うべく、上記のような情報を包み隠さず発信を行い、修理を承れる環境を構築したいと思います。
