
この記事でわかること
iPhoneの機種変更って、「iCloud使えばOK」って思ってませんか?実はiCloudを経由しなくても、むしろそっちのほうが確実にデータを移せるケースがあります。この記事では3つの方法を状況別に整理しました。
機種変更のご相談、ピシコにも毎月たくさんいただきます。「iCloudに入れてあるから大丈夫」と思っていたのに、いざやってみたらLINEのトーク履歴が消えていた……というケースが実は多いんです。方法を選ぶだけでそのリスクがぐっと下がりますので、ぜひ参考にしてみてください。
iCloudを使わない移行の3つの選択肢
iPhoneの機種変更でデータを移す方法は大きく3つ。それぞれに向いている状況がありますので、自分のケースに近いものを選んでみてください。
方法①
クイックスタート
2台のiPhoneを並べるだけ。パソコン不要で一番かんたん。
✔ iCloud容量を気にしない ✔ 設定ごと丸ごと移行
方法②
iTunes / Finder バックアップ
パソコンに丸ごと保存してから新機種へ。有線で確実。
✔ データ量が多い時 ✔ LINEトーク履歴も取れる
方法③
Google で電話帳だけ移す
複数台まとめるときに便利。iCloudとGoogleを併用。
✔ 2台→1台にまとめたい時 ✔ アカウントが複数ある時
方法①
クイックスタート(近くに転送)
iPhoneに最初から入っている機能で、2台を並べるだけでデータが丸ごと移ります。iCloudの容量がなくても使えて、アプリの並びや設定まで引き継げるのが強みです。iOS 12.4以降のiPhoneなら使えます。
📋 始める前の確認事項
✔ 古いiPhoneのWi-FiをONにしておく
✔ 古いiPhoneのBluetoothをONにしておく
✔ 両方のiPhoneを充電しながら行う(バッテリー切れ防止)
✔ 新しいiPhoneのストレージが古いiPhoneのデータ量より多いか確認
✔ 新しいiPhoneはまだ初期設定を済ませていないこと
✔ 古いiPhoneのBluetoothをONにしておく
✔ 両方のiPhoneを充電しながら行う(バッテリー切れ防止)
✔ 新しいiPhoneのストレージが古いiPhoneのデータ量より多いか確認
✔ 新しいiPhoneはまだ初期設定を済ませていないこと
手順
1
新しいiPhoneの電源を入れ、「こんにちは」画面が出たら一旦止める。古いiPhoneのロックを解除して近くに置く。
2
古いiPhoneに「新しいiPhoneを設定」というポップアップが出たら「続ける」をタップ。
3
新しいiPhoneに青い粒子状のアニメーションが表示されるので、古いiPhoneのカメラで読み取る。
4
新しいiPhoneに古いiPhoneのパスコードを入力し、「iPhoneから転送」を選ぶ。
5
Face ID / Touch IDなどを設定して転送スタート。「転送が完了しました」が出るまで両方を動かさない。充電しながら放置でOK。
⚠ 注意点
LINEのトーク履歴はクイックスタートだけでは移りません。事前にLINEアプリ内で「トークのバックアップ」を実行しておく必要があります。移行後、新しいiPhoneでLINEにログインする際に「復元」を選んでください。
方法②
iTunes / Finder バックアップ
パソコンにiPhoneをUSBで接続してバックアップを取り、新しいiPhoneへ復元する方法です。データが大量にある場合や、クイックスタートがうまくいかない時に有効です。「暗号化バックアップ」を有効にすると、LINEのトーク履歴も一緒に移行できます(非公式の手順ですが多くの場合で機能します)。
📋 準備するもの
✔ Windows PC → iTunes(Apple公式から無料DL)
✔ Mac(macOS Catalina以降)→ Finder でOK、iTunesは不要
✔ USBケーブル(Lightning または USB-C)
✔ Mac(macOS Catalina以降)→ Finder でOK、iTunesは不要
✔ USBケーブル(Lightning または USB-C)
STEP 1:古いiPhoneをバックアップ
1
古いiPhoneをUSBケーブルでパソコンに接続。iPhoneに「このコンピュータを信頼しますか?」と出たら「信頼」をタップ。
2
iTunes(またはFinder)でiPhoneを選択。「ローカルのバックアップを暗号化」にチェックを入れてからパスワードを設定。
3
「今すぐバックアップ」をクリック。完了までケーブルを抜かない。
STEP 2:新しいiPhoneへ復元
1
新しいiPhoneの電源を入れ、初期設定を「アプリとデータ」画面まで進める。
2
「MacまたはPCから復元」を選び、パソコンに接続。
3
バックアップ一覧から先ほど取ったデータを選び「復元」。暗号化パスワードを求められたら入力。復元が終わるまで接続したまま待つ。
方法③
Google アカウントで電話帳を移す
2台のiPhoneを1台にまとめたい、Appleアカウントが複数ある…そんな複雑なケースで役立つのがGoogleアカウントを使った電話帳の統合です。iCloudとGoogleの両方を使えば、2台分の連絡先を1台にまとめられます。
移行元のiPhoneで行う操作
1
「設定」→「連絡先」→「アカウント」を開く
2
「Google」をタップ → Googleアカウントにサインイン
3
「連絡先」のスイッチをオン → Googleに同期される
移行先のiPhoneでも同じGoogleアカウントを設定すれば、電話帳がそのまま表示されます。1台目はiCloud、2台目はGoogleで同期することで、2台分の連絡先を1台にまとめることが可能です。
📝 機種変更前に書いておきたいアカウントシート
どの方法でも共通して大事なのが、アカウント情報を手書きで残しておくこと。Apple ID・LINEのメールアドレス・Googleアカウント……こういった情報はスマホに保存するのではなく、紙に印刷して手元に置くのが一番安全です。以前作ったスプレッドシートを公開していますので、よければご活用ください。
アカウント記入シートを開く(Googleスプレッドシート)
「手順を見てもよくわからない」「自分でやって失敗したくない」という方は、ピシコにご相談ください。まずはご相談からでも大丈夫です。LINEでもお気軽にどうぞ。















