2割以上の値上がりの可能性
仕入れ業者様からの情報では、来年2021年の1月以降からiPhoneの修理用パネルの高騰が見込まれるとの事で、ICチップの仕入れが困難となっている事から材料代が高くなることが原因だそうです。
この材料費の値上がりにより、どの程度の価格の高騰になるのかは予測がつきませんが、2割以上の値上げになる事はほぼ確定でしょう。因みに、店舗数の多いFC店では在庫もそれなりに保有していると思われるので、値段の変動があれば春以降かと思われます。
最近の修理交換用のコピーパネルは、AmazonなどのECサイトでも、そこそこ出来の良い液晶パネルが出品されており、10年前では考えられない程の良質なものが容易に手に入る時代になりました。
とは言え、安価に手に入るのはLCDパネルのみで、OLEDなどは未だに安価では手に入らず、値段の有無に関わらず品質の状態に不安を感じさせられるものも存在する事から、信頼がある業者の一強となっている状況です。
また一番肝心な事として、コピーパネルの品質はどうなのかと言えば大まかに4種類に分類されます。昔はこれらを「等級(もしくはグレード)」と呼んでおりましたが、現在では「種類」で分類していると解釈したほうが良いかもしれません。
例えば『タイプA』という仮名でご説明すれば、ガラス製ではなく硬化プラスチック製で湾曲したLCD向けで割れに強く、『タイプB』がガラスで割れやすいが操作のレスポンスが良いなど、細かい条件の中でiPhoneの機種によって案配の良いモデルが多く採用されている事から、「〇〇〇の店舗は画面が割れやすい」という批判があるとすれば、ガソリンスタンドでタイヤを購入して交換して頂いた時に「〇〇〇のスタンドで買ったタイヤはパンクしやすい」と同じ意味となり、種類の特性を見分けるのが上手な店舗が評判に影響する時代にもなっております。
私が信頼している同業者は、どんどん撤退しており、今や知る人は数人となってしました。更にその中でも自ら仕入れと情報発信が出来る人として絞り込んだ場合は2人くらいになってしまいました。
iPhoneの修理業は、今後も無くなる事は無いと思っておりますが、利益だけを求めて展開している業者は衰退の一途を辿る気がします。それはiPhoneの修理のノウハウだけではなく、iPhoneが好きな方が生き残ると思っています。
当店は来年でiPhone修理を承って10年を迎えますが、これからもいい品質のものをお安くご提供が行えるように努めて参りますので、何卒宜しくお願い申し上げます。