iPhoneでの修理保証の有無を確認するガイドラインが流出
ビジネスインサイダーによると、Appleが技術者と認定サービスパートナー向けにクラウド経由で配布している修理基準の文書が流出したそうです。この「視覚/機械検査ガイド」はアップルを長い間利用している方にとってはそれ程驚く内容ではありませんが、近年iPhoneを購入した方にとっては驚かれる内容かもしれません。
アップルのiPhoneの修理基準とは?
このガイドは3つの色分けによって分類されている内容として「判断が付きにくいもの」をガイドで参考にしてもらうものであり、その分類の見分け方に関しては以下の通りです。
緑色はAppleの保証適用可能
「ガラス下の汚れやドット抜けや前面カメラのずれやエッジ箇所の亀裂」は保証適用内となるようです。基本的にはお客様が手を出せない所であり、工場の組み込みの段階で生まれたと思われる箇所は保証が適用できるというものらしいです。当たり前と言えば当たり前の内容ですね。
黄色はAppleの保証適用外
「水濡れや水没による基盤の腐食や損傷、ガラス割れや雷による焦げや電源が入らない故障」は保証の適用外となり有償修理となるとの事。意外にも知られては居ない事実として「水没は有償対応」だという事。自然故障ではない事故であった場合は有無も言わず保証適用外となる事を今回で覚えて頂ければ今後の参考になるかと思います。これは水害に関してアップルでは特別なルールを設けているそうで、内部の水没の兆候を探すように指示されているらしく、基盤の損傷の場合は修理ではなく保証外となる交換という流れを指示していました。
赤色はApple側に修理を拒否される可能性あり
「故意の改ざんやApple規定の沿わないバッテリー、または車のタイヤなどで踏んでしまったもの」は修理をアップル側としては拒否を行えるとの事です。つまりネットで買ったパーツで修理したり改造を行ったiPhoneは有償ではなく修理をお断りしても良いと言うことです。またアップルとしては見た目の修正も断るそうで背面のキズや角の凹みに関してもお断りするようにと指示が出されているようです。
つまり公平な方法で修理は行われていると言うこと
かなりシビアな判定と思われがちですが他のメーカーで修理を行った方なら分かるはずです。「部品がもう無いので修理が行えない」「どのような理由であっても有償修理」との判定が下されたお客様も少なくは無いはず。通常では修理基準が流出した際では「かなりずさんな対応だ」と嘆かれる方が多い中で、これだけしっかりと診断を行い判断して頂けるメーカーは少ないはずです。
「iPhoneは壊れたら遠いアップルストアに行かなくてはならない」理由はこのガイドラインの規定に沿った正規プロバイダが診断して頂けると考えて頂ければアップルがどれだけ優良な会社か理解できる内容か理解をして頂けるのではないでしょうか。個人的にはこれらのガイダンスは公式ページに公開しても良いと思えるガイダンスだと思います。