“Xperia Z3 SO-01G”の修理
今回の修理のご依頼はお持ち込みによる”Xperia Z3 SO-01G”の液晶交換とフレームの交換です。お客様としてのご要望は「液晶が映らなくなったので内部のデータをなんとか維持しつつ修理をして欲しい」との事でしたが、お持込の部品が液晶パネルではなく、中古の”Xperia Z3 SO-01G”を探して購入して頂いた事で、せっかくであれば良い部品を寄せ集めて、新品同様の端末に仕上げたいと考えました。
なにわともあれバックプレートの開梱
毎回の事ですが私はAndroidの修理の経験は差ほどありません。ただしiPhoneの修理に慣れていることから「やればできる子」という気持ちで日々過ごしておりますので今回も予習をバッチリと動画で済ませた状態で行いました。因みに工具についてはプラスのドライバーとヘラがあればOKですので出し惜しみをせずに用意をしておくと良いでしょう。
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手順としてはヒートガンを100℃に設定してバックプレートを5秒~7秒程温めた状態でプラスチック状のヘラで隙間を作り差し込みます。以下のような「黒い帯の様なフィルム」が見えましたらゆっくりと引っ張るように剥がします。
フィルムを剥がずコツとしては「水平に引っ張ること」と「チカラを流れに任せる」。まるで魔法を習得するときの様な説明ですが真面目に書いてますからね。
スルスル~っと引っ張ると、最後はバックプレートとバッテリーを引き剥がす事が出来ます。
余談ですがバックプレートで金型のヘラを使うとバックプレートの内側に傷が付きとんでもなくダサくなります。ですのでプラスチックのヘラを使ってください、本当に大事な事ですのでもう一度言います、必ずプラスチックのヘラを使ってください。
基盤だけなら交換はとてもカンタン
今回は中古の端末がある事で交換作業と言うよりは「移植の作業」となります。写真をご覧になって頂き「3つのネジ」があり、それらを全て外すとプラスチック状のカバーを外せば基盤はカンタンに外すことができます。注意点としては充電口となりMicroUSB端子が中に入り組んでおりますので逆側から引っ張る感覚で外せました。
移植後の通電確認と動作確認を行います。問題なく動作している様子です、今回の作業は損傷している箇所が多かった事から基盤以外の箇所は全て中古の部品のほうが状態が良かった事から基盤移植による交換作業となりました。