前回の記事【実技試験は終了、無事リベンジは果たせたのか?】から一ヶ月、第二種電気電気工事士の技能試験は手応えはありましたが、ぶっちゃけると当日の記憶が曖昧で、確信を持てる程の自信はありませんでした。
そこで、令和7年1月17日(金)は合格発表日でしたので「令和6年度第二種電気工事士下期試験 技能試験」の12時ちょうどに受験番号を入力すると。
「この試験名と受験番号では対象者を特定することはできませんでした。」
と表示される、あれ・・・もしかして落ちた?
と思ったのですが、数分間後にもう一度確認してみたところ
「合格者一覧にあります」
と表示され、安堵と共に喜びが溢れました。
やった・・・長かった・・・「「あの」施工のために第二種電気工事士試験の申込みをしました、やってやるぜ!!!」から10ヶ月、2024年は電気工事士の試験勉強と練習で数ヶ月要しましたので、ほぼ一年がこの国家試験に挑んだ事になるので、あの日々が報われた気がします。
以前にも書いたのですが、この資格を取得する意味ってなんだったのだろう、と考える様になったのですが塗装ブースのトグルスイッチの取付に資格が必要だという他愛もない理由でした。
最初は容易に合格できる意気込んでみたものの、公式テキストを購入してその気迫は一瞬で無くなりました。なんだ・・・この覚えなければならない情報量は・・・という記憶があります。
もし、この合格の記事をお読みになられている方で、これから受験を考えられている人もいるかもしれません。そして、働きながら勉強をする方は、以下を参考にしてみてください。
学科は過去問を解くだけでだけで受かります、ただし最低でも過去15年分を2周することが前提。
技能は一発合格を狙うなら最低でも13問を3周すること、1週目で失敗する事が重要、これを全て書き残すこと。2週目は失敗例を参考に丁寧に施工する、ここで時間を計る(経過した時間は気にしなくて良い)。3週目は正確に早く施工する練習となります。
理想は2周がコスパが良いのですが、3周でより自信がつきやすくなりますよ
工具はチートツール(ガッチャンや丸形ペンチ)は使わない方が良い。現場仕事と異なり、試験では可能な限り少ない工具で行う練習をする事が最強の時短になる。
私は上期に落ちました、工具に頼るのではなく一つの工具のに慣れる事で感覚と精度をあげた結果、余裕で時間以内に完成する事ができましたよ
今回の試験で学んだ事は、原点に返れた事でした。試験に合格するためだけで挑むのはもちろんなのですが、純粋に電気工事の仕組みを知る事、そして実務経験の入門として最低限の施工を学ぶだけで、電気工事業に就かなくても実生活で得られる情報は沢山あった、という事でした。
私は思いつきで勢いでの受験でしたが、お仕事で必要な資格であれば一発合格が費用的にも精神的にも一番良いのですが、学科や技能で落ちる事は悪いことではありません。
器用な人はスルスルと覚えてゆくのかもしれませんが、学のない私が合格する為にはコスパの悪い事をする事が最善手でしたので、材料も4週分(技能52回分の材料=約5万円分)を購入したのです。
不器用を見栄で隠す必要はない、その証拠に試験会場で出来るオーラを出していた人が、技能試験中に失敗をしてリカバリをする時間が間に合わずに項垂れている様子を、多数お見受けしました。
あの野球選手のイチローが、現役を終えてでも毎日ルーティンワークを行う理由には「常に出来る準備をしたいから」とドキュメンタリー映像で仰っておりました。アドリブとは膨大な練習量から生まれるものですので、試験日当日に時短を狙うよりも、キレイな完成を目指す事を心がける事が時短につながり合格に繋がるきっかけになるんじゃないかな、と思います。
試験会場にはライバルは居ません、皆同士ですので全員で頑張ろいうという気持ちになれば気持ちも楽になると思います。
頑張ってくださいね!!
第二種電気通信事業者編
〜 完 〜
公式テキストは買わなくても良いかも、調べる時間があるなら分からなくても良いので過去問だけを延々と解いた方が良いよ