世間はWindows11だのなんだの言われておりますが、WindowsOSは日に日に重たくなりがちで既存のパソコンで最新OSを入れたくても動作が遅いことで古くなったパソコンを手放してしまいがち。
そんな救世主が無償のLinuxOSではありますが仕切りが高そう、と思われがちなのはコマンド入力を覚えるのが面倒であったり、基本操作をまたゼロから覚えなければならないもどかしさから、いくら無償であってもWindowsOSを手放せない方が圧倒的に多い中、Zorin(ゾーリン) OSというものが最近バージョンアップされたとの事で試してみました。
小さなパソコンにZorinOSをインストール
Zorin(ゾーリン) OSのインストールは以前ご紹介しました【CHUWI Lark Box 店舗での使い道が定まってきました、宣伝用モニタやラジオ放送など】の小さなパソコンに入れてみることにしました。
因みに、手前のパソコンがCHUWI製のLark Boxです。現在では2万円前後でAmazonでも購入が可能です。標準でWindows10がインストールされておりますが動作が怪しいのでクリーンインストール推奨です。
インストールは非常に簡単
ZorinOSのインストールは公式サイトからISOイメージデータをダウンロードしてUSBメモリに入れて起動させるだけ、インストール作業はトラブルもなく正常に行われました。
このZorinOSの詳細やインストールの方法は以下の動画をご覧になれば戸惑うことなく終わると思います。最近は何でも動画で提供して下さる方がおられるので助かりますね。
個人的な感想としては非常に簡単であった事、MacOS同様の最初はなにもなくFirefoxのブラウザを使ってインターネットを使って利用する程度であれば問題ないかと。
要求されるスペックは比較的高め
ただしこのZorinOSが要求するパソコンのスペックは比較的高めで、Windows7が搭載されていたパソコンであれば問題無く動作しますが、ZorinOSの仕様をみるとWindows10に変わるOSを求めている方向けなのでWindowsVistaが搭載されていたパソコンでは動作が遅すぎるかもしれません。
因みに、CHUWI製のLark BoxではカクカクもせずにYoutubeでの動画を鑑賞する事ができましたので、中華製のボックスパソコンが最適なOSかもしれませんね。
最後にこのZorinOSの注目すべき点は一部のWindowsアプリケーションが動作するという事で、実際に試してみましたが、CrystalDiscinfoはセットアップの段階で失敗してしまいました。
全てのWindowsアプリケーションが動作しないのは承知しておりましたが、紹介している動画を観るとAdobe製品をインストールして動作させている様子がみられましたのでかなり期待がもてそうなOSである事は間違いありません。
無料だから試す価値がある
このような無償のOSを使いこなすには少々パソコンのスキルが必要とされますが、学生さんでパソコンの勉強がしたくてご両親から貰ったWindows7以上のパソコンで試す価値が十分にあるかと。
無償である事と、最新のソフトが利用できるOSは非常に重宝しますし、なによりもLinuxの知識がなくても遊ぶ事が可能なのは将来性のあるOSとして注目すべきかと思います。
もし、お時間のあるときにでもUSBメモリ1本で試せますので、遊んでみては如何でしょうか。