今年で47歳になる私ですが、ここ10年で可能な限りの努力をしてきました。それは紙に残さない努力をする事を目標としているのですが、これが何故この取り組みを行っているかとその経緯を今回の記事に残したいと思います。
KさんのA4用紙メモ式を知った若手時代
今から10年以上前に、家電量販店でパソコンサポート業務を行っていたのですが、その時の同僚でもあり後に上司となったKさん、という人が居ました。
そのKさんは、日本最大級の総合ディスカウントストアの驚安の殿堂〇〇・キホーテで働いていた経緯もあり、仕入れから交渉、そして販売から棚卸しの管理までもを全て行っていた人であった事から、家電量販店での業務をすんなりとこなし、非常に頼もしい存在であったのですが、そのKさんのメモの取り方が独特で、A4用紙を4分の1に折りたたみ、そこに行うべきタスクを書き込むという手法を取っておりました。
因みにこの方法、TODOリストの優先度を決める手法で有名。折りたたんだ線が十字としてその優先すべき内容で重要な内容は上部に書き込み、優先順位が低いものは下に書き込む。またそれに緊急の内容は左側に、そうではないものを右側にすることで、優先順位が高くて緊急に行わなければならない内容は自ずと左上に記載しているという内容でした。
これはあくまでも、自身が感じる優先順位と緊急性という判断となりますので、記載の内容は自由ではありますが、私が何より共感を持てたのは管理がミニマムで済んでいることにありました。なにせ、Kさんはいつも胸ポケットに入れているのですから、取り出してはメモ、そしてサクッとしまう。なんて格好いいんだ・・・と、現役の販売と営業マンの生き方を一瞬ですが見られた気がしたんですよ。
あとKさん、これだけ細かい仕事をしているのに、目つきが悪く目の下にクマがあるのです。そのギャップの強さに家電量販店で働く女性達から何故かモテモテでした、つまりデキる男なんですよ。気が付けばあれよあれよという間に私が退社する事には部長まで昇進しており、すべては・・・そうあのA4用紙のTODO管理を極めれば私もデキる男になれるかも！と思って真似をしましたが、ダメでしたね・・・ただのメモとしての使い方ではありましたが、紛失をしてしまう恐れや、個人情報を管理するという意味ではリスクしかありましせんでした。
紙に残さない努力
「手で書かないと覚えられない」、「直感的に使えるのはやはり手帳」、私も今でもそう思います。また「紙で残すのはオワコン」、「スマホに保存すれば良いじゃない」、その世代をギリギリ許容できているのが私達の世代。
13年、私が個人事業主を営み続けている年数です。一人で経営する場合はメモだけでは足りず、手帳にすれば良いのか？とも考えたのですが、スマートフォンの進化からアプリのカレンダー機能を使って管理するようにしましたが、すべてが物足りなく限界でした。
そこで色々なツールを試してみたのですが、一番相性が良かったは「Notion」でした。
Notionは、一言で伝えるなら「メモ帳をブログ形式で簡易的なデータベース管理も可能なクラウドアプリ」というものです。気に入った理由としては1文字でも書き込んだ段階で保存されるという事、これで保存の忘れによる事故を防げます。次にデータベース管理が可能なので、顧客管理をウェブブラウザや専用アプリで無料で利用可能という事。
流行のメモアプリと言えばそれで終わりかもしれませんが、無償で他のユーザーとの情報共有が行えるメモアプリはどこを探してもこのサービスを超えるアプリが見当たらないので利用している状況です。
このような方にオススメ
・事務作業やテレワーク業務を行っている方
・情報共有を目的をしている方
・MacとWindowsを両方利用している方
・コストをかけずにデータベース管理をしたい方
・スマホで頻繫にメモを取られる方
向き不向きはありますが、私にとっては当面は間違い無く利用価値のあるクラウドアプリになりそうです。現在は一部の機能を覗いて無料で利用可能ですが、全ての機能が有料となった場合でも私は課金するでしょう。
良い時代になった反面、個々のサブスクの加入数は増える一方ですが、そんな世の中ですからありがたいと思わないといけませんね。
