
先日、とある飲食店2店舗にパソコンの納品にお伺いさせていただきました。今回の納品では、パソコン本体に加えて、カード決済端末、そしてELECOM製のWi-Fiルーターが導入されていました。
そこで、ふと気になったのが「この店舗のネットワーク環境、大丈夫だろうか…?」という点です。
エレコム製ルーターの脆弱性に注意
ご存知の方もいるかもしれませんが、ELECOM製の一部ルーターは、過去に複数の脆弱性が指摘されたことがあります。もちろんすべての機種が問題というわけではありませんが、長年使用された機器では、セキュリティアップデートが提供されていないことも多く、リスクが高まります。
実際、今回の現場では数年以上前のモデルが使われており、ネットワークの不具合や通信の不安定さも確認されました。
ルーター交換で一気に解決したトラブル
私はすぐに「Wi-Fiルーターの入れ替えを検討されてはいかがでしょうか?」とご提案。ネットワークに関する知識が乏しい飲食店のオーナー様は、最初は戸惑われていたものの、実際に以下のようなトラブルがルーター交換だけで解決されることを説明しました。
- カード決済端末の通信不具合
- 店内ウェブカメラの接続不安定
- 従業員用Wi-Fiの速度低下や接続切れ
結果として、オーナー様は私の提案した信頼性の高いルーターへの交換を採用され、今回の設置作業を正式にご依頼いただく運びとなりました。
飲食店におけるネットワークの盲点
今回の事例で改めて感じたのは、飲食店経営者の多くがネットワーク環境の重要性を過小評価しているということ。特に、来店されるお客様の中にはネットワークに詳しい方もおられます。万が一、セキュリティが甘いネットワークに不正アクセスされるようなことがあれば、営業への影響は計り知れません。
ネットワーク環境の見直しやルーターの交換は、コストがかかると感じられるかもしれませんが、
- 通信の安定化
- セキュリティの強化
- 不具合やトラブルの減少
といった大きなメリットを考えれば、「今、やるべき投資」だと断言できます。
この記事のポイント
〇通信速度アップや不具合軽減といった副次的なメリットも大きい
〇古いWi-Fiルーターの使用は、通信トラブルだけでなくセキュリティリスクにもつながる
〇飲食店オーナーの多くはネットワークの知識がなく、見落としがち
〇ルーター交換だけで、決済端末やカメラ、従業員用Wi-Fiのトラブルが一掃される可能性がある
〇お客様の中にはIT知識のある方もいるため、ネットワークの安全性は信頼に直結する
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